膝が痛い 腰が痛い 目が見えにくい よくこける・・・
「それは老化現象ですね」「年のせいですね」など耳にすることがありますよね。
患者さんの中にも、整形行ったら老化って言われたよ~
とか、眼科で老化って言われたー
そういったお話を聞くことがあります。老化とは一体何でしょう。便利な言葉ですけどね。老化 と言われれば、仕方ないなあ~と思わざるを得ないというか。
「老化」を辞書で引くと『年をとるにつれて生理機能がおとろえること(広辞苑)』とあります。
身体的にいえば、20歳をピークに身体は老化を始めます。
例えば、物事を忘れがちになる/老眼/白内障/緑内障/耳が遠くなる/肥満/五十肩/白髪・髪が薄くなる/逆流性食道炎/変形性質関節症・・・などがすべてではなくとも遅かれ早かれ生じます。
人は平等に年を取ります。時間は同じように流れていきます。しかし、老化現象はある程度、遠ざけることができます。大人になって同じ年齢の人が並んだとき、同じ年には見えない人がいます。
これは、遺伝や体質にもよりますが、生活習慣の大きく影響しています。
年齢にあった食生活や運動、十分な睡眠などです。それからもう一つ、気持ちを若々しく保つことが大切になります。
見ていて思うのが、ずっと家に引きこもっている75歳よりも 集まりがあると出かけて行ってグランドゴルフなどの趣味の時間を楽しんでいる人の方のほうが生き生きしています。
また、身体はあなたが食べたもので作られています。必要な栄養を必要な量だけ というのが理想です。
このような生活をすれば、20歳からの老化の下り坂を緩やかにすることができます。
年齢は誰でも必ずとっていきますが、想像していたよりもある年齢に達したとき、気持ちはもっと若いと感じる方が多いと思います。
その気持ちとこれまで長年積み重ねてきた経験を生かせば、健康寿命を延ばし、充実した日々を送れると思います。
無理をする必要は全くありません。
けれど、「もう歳だから・・・」と言っている間は気持ちから年をとる一方です。
いつまでも諦めずに新しいことに挑戦することで若々しく過ごせるのかもしれません。