兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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肥満予防にGI値を活用

2024年03月14日 | 地域

ずっと以前にも書いたような記憶がありますが、子供たちが学校からサンプルのもち麦をもらってきて以来、我が家ではもち麦が大人気です。

普通の白米に混ぜて炊いていますが、もちもちプチっとしたような食感が癖になり、ほぼ毎日もち麦ご飯にしています。

加東市が特産品として売り出し中?で 市内のお店で購入できます。

私はここ最近は JAさんの直売所 ふれすこ社店で購入しています。

 

もち麦は美味しいだけでなくて、食物繊維がすごく多いそうです。精麦後も白米の約20倍の食物繊維だそう!

もち麦の食物繊維は不溶性食物繊維と 水溶性食物繊維の両方が含まれており、コレステロール値の気になる方や血糖上昇を緩やかにするために糖尿病の方にもおすすめです。

腸内の善玉菌にも働きかけるため、おなかの調子が悪い人も少量から開始して継続してみるとよいと思います。

 

 

もち麦は低GI食になるのですが、GI値というのは グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略である食品を食べた時に、食後の血糖値がどの程度上昇するかの指標になる指数のことです。

GI値が低い食品ほど、食べた時の血糖値の上昇は緩やかになり、それが結果的に肥満予防につながります。

 

 




GI値が70以上の食品は高GI食品

56~69の間の食品は 中GI食品

55以下の食品は低GI食品と分類されています。

 

低GI食費院はどうして肥満予防になるとされているのでしょうか?

 

食事を摂ると、血液中に糖が増えます。この時、すい臓のβ細胞からインスリンという血糖値を下げるホルモンが分泌されて、糖を身体の細胞に送り込みます。

 

その一方で、インスリンには血液中の糖を脂肪に変えて身体にためる働きがあります。

このため、(高GI食品を食べて)急激に血糖値が上がるとインスリンが過剰に分泌され、結果的に肥満につながる恐れがあります。

 

GI値が比較的高い食品は 糖分が多く含まれる「炭水化物」です。

白米やお餅、うどん、そうめん、食パン・フランスパンなどが、高GI食品の代表になっています。

とはいえ、炭水化物は身体を維持するのに必要不可欠な栄養素です。

そこで知っていただきたいのが、先ほどのもち麦や玄米、そば、全粒粉パン・ライ麦パンについてです。これらはすべて、低GI食品に分類されます。

メニューのすべてを置き換える必要はありませんが、白米の代わりに玄米(苦手なら炊くときに混ぜるのもよいです)。食パンの代わりに全粒粉パンにしてみるなど肥満予防にGI値を利用し役立てることもお勧めです。

 

いろいろな食品を美味しく取り入れて、継続できるダイエット 体重管理ができるとよいと思います。

参考になれば幸いです。


 

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