近畿地方も梅雨入りが発表されました。
が、今日は午後から暑いくらいのお天気でした。
しばらく暑い日が続いていましたね。近隣の方々は田植えで忙しくされていたようです。
また、5月は当院の周辺地区では町ぐるみ健診があり、結果も続々と届いています。
田植えの季節になって、筋肉を使うことが増えると外来でもこむら返りの訴えをされる方がぐっと増えてきます。
寝ているときに脚がつって、激しい痛みで目が覚める こういった経験は誰しもあるかもしれません。
筋肉には過剰な収縮を防ぐために「腱紡錘」という組織が備わっています。
この組織の機能低下によって起こるのが、筋肉が攣る いわゆる、こむらがえりです。
腱紡錘の機能低下は主に 水分・ミネラルの不足、血行不良、運動不足による筋肉の減少 といったことが原因となっています。
こむらがえりが一時的なものであれば、ゆっくりと筋肉を伸ばすことで解消します。
ただ、頻繁に起こる方は少し注意が必要です。
こむらがえりの原因として、糖尿病や腎不全、甲状腺の機能異常といった様々な病気によってもたらされるケースがあります。
とくに、ふくらはぎ以外の筋肉が頻繁に攣るという方は 背後に重篤な病気が隠れている恐れがあります。
これからの季節、汗をかいたり、筋肉を使う機会が増えますが、頻回なこむらがえりは一度 主治医の先生に相談をしてみてください。
参考になれば幸いです。
加東市 青山医院
0795-46-0321