兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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コロナ感染後のワクチン接種時期に関して

2022年04月09日 | Weblog

春、桜も 花壇も目に楽しい季節です。

昨日の外来で患者さんから『花壇のお花が本当にきれいですね ありがとうございます』と声をかけていただいて、心の底から温かい気持ちになりました。こちらこそ、お花を見ていただいてありがとうございます。ピンクに赤に黄色に たくさんの花にあふれていますので、ぜひ見てください!

 



写真は昨日の夕方です。



 

さて、コロナ感染も身近になり、患者さんの中にも 

2月に感染したけれど、ワクチンをどうしたらよいですか?

家族が感染したので濃厚接触者になりますが、ワクチンうてるのでしょうか?

学校で感染者が出た たくさんお話を聞く毎日です。

そんな状況で コロナ感染後のワクチン接種に関して質問がありましたので、記載します。

 

コロナ感染をされた場合にも、ワクチン接種をすることは可能です。

感染してしまったからといって、慌ててワクチンを接種する必要はありませんし、逆にワクチンを打てなくなるわけではありません。

 

 

新型コロナウイルスに感染したことのある人は、ワクチンを接種することはできますか。|Q&A|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省

初回(1回目・2回目)接種、追加(3回目)接種にかかわらず、新型コロナウイルスに感染した方もワクチンを接種することができます。

 

 

 

諸外国でも既感染者に対して、ワクチン接種を可能であると考えて行っている国は多く、下記資料にあるようにワクチン接種に対する考え方を共有しています。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/uploads/a86d14eed4135c912cbe2036279e012fa1830d3c.pdf

すでに新型コロナウイルス感染症が拡大してから2年以上の間に2回3回と感染している事例が多く報告されており、ウイルス自体も変異をしながら流行を続けています。そのため、一度感染すれば抗体を長期に保持して、感染しないというわけではないということがわかってきています。

重症化リスクを低減させるという意味合いで必要がある人はワクチン接種をすることが可能です。

一度感染するよりも、ワクチン接種した方が十分抗体(感染を予防できる血液の成分)がつくという報告もあります。(N Engl J Med. 2021 Apr 8;384(14):1372-1374. )

 

 

厚生労働省は、感染してから追加接種までの間隔について、暫定的に3か月を一つの目安にすることとされました。上に添付した厚労省のQ&Aサイトにも記載をされています。

初感染から90日程度は再感染をしにくいという報告もあるようですので、慌てて接種をする必要もおそらくないと思います。

 

結論として 

コロナ感染症に感染したのちは、あわてる必要はないけれども 希望がある場合は3か月くらいまでを目途に 3回目接種を検討していただければよいのではないか ということです。

濃厚接触者になった場合は隔離期間が過ぎるまでは接種できません。公共の場を避けていただく必要があるということと感染の可能性が否定できないという点から体調面が心配だからです。

 

加東市内の医療機関では個別接種を行っていますが、予約状況にはだいぶ余裕があります。

3回目ワクチンをキャンセルされても状況に合わせて、再予約はすぐにとれると思いますので、焦らず接種時期を検討していただければと思います。

 

参考になれば幸いです。

 



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