だいぶ気温が下がってきて、朝晩のために先週末に冬のコートを出しました。
日中は日差しがあれば、暖かく感じますが、外は風も冷たく、寒く感じることがありますね。
診察室は幸い南側に窓があり、日差しがあれば暖房がなくてもぽかぽかです。
もちろん、全体的にあったかくはしていますが、第一、第二診察室だけはお日様の暖かさの恩恵を受けています。
前回、家庭血圧・診察室血圧などの話を少し書きました。
実際に家庭血圧を測るときの話です。
家庭血圧、一日何回も測定をされている方がいますが、お勧めしているのは朝の測定です。
可能なら夜にも測定をされるとよいと思いますが、できるだけ決まった条件で 決まった時間に測定するのが、変化をみるという意味ではよいです。
朝は起きてお手洗いを済ませて30分以内くらい
朝食前・お薬を飲む前に
座って少し安静にしてから
測定されるとよいと思います。薬を飲む 食事をする などの条件で血圧変動してきますので、そのあたりの条件はそろえたほうが良いです。
家庭血圧計に関しては医用の電子血圧計ど同じで、承認過程で国際的な臨床プロトコルに沿った精度検定が行われています。そのため、ある一定の血圧範囲での精度は保たれていると考えてよいと思います。
電子血圧計に関しては、集団の平均で±5mmhgまでの誤差は許容とされています。
個々の特性(年齢・妊娠・小児など)や血圧計の組み合わせで大きく誤差がないかということが研究もされているようです。海外ではこれらを格付けしたサイトもあるようですが、日本では高血圧学会が個々の血圧計の客観的な評価情報などを掲載しています。https://www.jpnsh.jp/com_ac_wg1.html
参考にされてもよいと思います。
また、血圧計に関しては本体で約5年、カフは約1-2年とされているものが多いように思います。
特にカフやゴム管は消耗品です。数年使用し続けると精度は明らかに低下するものです。定期的なメンテナンスと部品交換で精度を保つ努力も必要かもしれません。
血圧計の見直しも寒くなってきたこの時期に一度行っておくと安心かもしれません。
今週もよろしくおねがいします