兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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夏の高血圧

2022年07月09日 | 病気

本当に暑い毎日で・・・

こんな日には冷房の効いた涼しい室内に入ると、生き返ったように気持ちが良いですよね。

しかし、血圧が高い方はちょっと注意が必要です。

 

ヒートショックとは急激な寒暖差による血圧の変動が原因で、心臓や血管の疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)がおこる症状で、主には冬に起こりやすいと思われがちです。

 

血管は暖かい場所から寒い場所に移動したときに収縮をします。冬は暖かい室内から寒い浴室やトイレなどに移動したときに血管が収縮して血圧が上昇し、ヒートショックを起こしやすいのですが、夏でも暑い屋外から冷房の効いた室内に入ったときに、冬と同じようにヒートショックを起こす可能性があります。

 

また、夏は汗をかくことで体内の水分量が不足し、血液の流れが悪くなるため、血管が詰まりやすくなったり、血圧の変動が起こりやすくなります。

 

夏の高血圧を防ぐためには

①温度差を小さく

血圧の上昇を防ぐためには 室温を下げすぎないようにエアコンの設定温度を調節し、屋外と屋内の温度差を小さくするとよいと言われています。自身で調節できない職場やスーパーなどの施設では上着などで対策をしてみてください。

 

②適度な水分・塩分補給

夏は熱中症対策として水分と塩分の補給は欠かせません。

しかし、血圧の高い方が必要以上に塩分の入ったスポーツドリンクや食べ物、飴などを摂取すると塩分の取りすぎによる血圧上昇の恐れがあります。

 運動などでたくさん汗をかいた場合以外は、あえて塩分補給をする必要はなく、適切な塩分摂取量(高血圧の人は1日6g未満と言われます)を守って、減塩を心がけましょう。

 

参考になればうれしいです。





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