兵庫県加東市の青山医院の日記です!

日常のこと 診療のこと 医療レーザー治療のこと その他お知らせを書いていきたいと思います

しもやけ

2021年01月19日 | 病気

先日、少し暖かいと感じる日がありましたが、一転今日は朝から雪がちらついています。

子供たちが登園するときに、帽子に雪を集めて、喜んでいました。

 

今年は温度差も大きいからでしょうか?

冷え込みが厳しいからでしょうか。

例年は冬の間に数回、寒波が来てその時にはマイナスに気温が冷え込みますが、連日マイナス気温を記録してみたり、いつもよりとても寒いように思います。

しもやけ、あかぎれ、そういった患者さんが今年はいつもより多いです。

手を見ると真っ赤に腫れていて、一部切れてしまっていたり。

足の色が悪くて、癌かもしれない 心配 と言われてみると、真っ赤を通り越して、いちぶ内出血をしたしもやけだったり・・・

手足のしもやけも治りにくい印象があります。

 

しもやけは寒さで血流が悪くなり、生じてくる皮膚の炎症です。多いのは手・指・足 その他、耳やほほなどにできる場合もあります。ジンジンするような痛みやかゆみ、熱を持っている感じがするなどの症状があります。また、患部を温めるとさらに痛みやかゆみが強くなってしまいます。

毎年、しもやけになる人がいるように、遺伝・体質的な要素はあると思いますが、一番の原因は気温差と皮膚の表面温度の低下です。最低気温が5度前後で昼夜の気温差が大きくなる時期に発症しやすいといわれます。

 また、手袋や靴下がむれて手足周辺の湿度が高かったり、濡れたまま放っておくと皮膚表面の温度が下がるため、やはりしもやけができやすくなります。体が 濡れたら素早くしっかりと拭きとりましょう。手を洗った後はタオルでしっかりと水分をふきましょう。多少の予防にはなると思います。

血流をよくしようと思って、過度のマッサージをすることは逆効果です。より、かゆみが強くなり、炎症がひどくなることがあります。

 

しもやけの治療には塗り薬ではビタミンEが使用されます。

症状が強い場合などはビタミンEの内服や漢方薬の内服の併用も有効です。

先日、足の血流が悪くて、つめたーーーーくなっていた患者さんに血流改善の目的で漢方薬を処方してみましたら、2週間後、指先までポカポカ かなり改善されていました。体の中からの改善がとても大事だなと実感した次第です。

 

 

治療薬はありますが、しもやけは地味な病気ではありますが、とってもつらいですので、予防がとても大事です。

冬に外出する時には、手袋、マスク、耳当て、防止などの防寒具でしっかりと冷気を避けるように気をつけて下さい。
日頃の心がけも予防につながります。早く暖かくなってほしいですね。

 


 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピロリ菌と生活習慣、ストレス | トップ | 大寒 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。