兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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お尻のお話 続き

2022年03月11日 | 病気

昨日の続きです。

昨日は日中、日差しが良くて、暑いくらいのお天気でしたね。

ひたすら紫外線にやられている感じがしていましたが、夕方は子供たちと外遊びもできました。

日に日にあたたかくなるのが、楽しみです。

 

 

さて昨日の続きです。

痔 ですが、実際に痔であるとされた場合に、皆さん 痔→受診→手術 をイメージしている方が多いかもしれません。

最近は保存療法が中心になっています。痔だからと言って、すぐに手術になるわけではありません。

炎症や止血、鎮痛効果のある座薬や軟膏が処方されたり排便が肛門の負担にならないように便を軟らかくするお薬などを服用して経過を見るなどの治療が行われます。

ただし、受診の際にかなり進行していたりで治療でもすっきりしない場合は外科に紹介して手術適応があるかどうか判断してもらっています。(内科では痔の手術はできません)

また、痔ろうの場合は手術が前提になります。

 

痔は老若男女どの年代でも発症します。0歳の赤ちゃんが痔になることもあります。

一方で、痔ろうは若い男性に多いと言われています。

 

まずは、肛門周辺を清潔に保つことが大切です。また、便秘や下痢を予防するため、腸内環境を健やかに保つように心がけることです。そのためには食物繊維の多いものを食事に取り入れたり、適度に身体を動かして、長時間座りっぱなしの状態を避ける、お尻が冷えないようにすることも大切です。アルコールの取りすぎもよくありません。

 

また、排便時の出血の原因が痔だけであるとは限りません。

一番怖いのは大腸がんです。出血トラブルなどがある人は、一度相談されることをお勧めします。

お尻の相談をされる人は皆さんが思っている以上に多いです。そこまで抵抗を感じずにちょっとお話してみるとよいと思います。

 

参考になれば幸いです。


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