兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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BMI指数の活用

2023年01月25日 | 病気

お正月をあけて、約3週間程度の外来が過ぎました。

冬場は体重が増えやすいですが、クリスマス・お正月を過ぎた1月の外来が一番皆さん、体重が増えていたり、血糖コントロールが悪くなっていたり。

乱れやすい季節だな と思います。

季節の変動で、寒い時期は生理的な反応として仕方がないのかなと思う部分もあるのですが・・

 

 

厚生労働省による「日本人の食事摂取基準2020年版」では、前回に続き、エネルギー摂取の指標をカロリーから、身長・体重で算出するBMI指数に変更されています。

 

BMI指数は、肥満ややせすぎを判断するときの目安になりますが、最も死亡率が低い(このため最も健康的であると考えられる)目安となる数値としても活用されています。

まずはご自身のBMI指数を計算してみましょう。

 

BMI指数=体重(㎏)÷(身長(m)×身長(m)) です。

たとえば、170㎝ 60㎏の人であれば 60÷(1.7×1.7)=20.8 となります。

     180cm 80㎏の人であれば 80÷(1.8×1.8)=24.7 です。

 

次に各年代における、最も死亡率の低いBMI指数と比べてみてください。

18~49歳では 18.5-24.9

50~64歳では 20.0-24.9

65歳以上では 21.5-24.9

 

BMI指数が25以上だと肥満とされて、減量が

反対にそれぞれの年代の最低数値未満であれば痩せすぎとなり、どちらも生活習慣の改善が必要になります。

 

肥満症はすべての人の健康を脅かしますが、瘦せすぎの場合も同様です。

とくに女性の痩せすぎは、妊娠・出産や骨粗しょう症といった将来にわたって悪影響を及ぼす可能性があります。

また、65歳以上の方で痩せすぎであると、フレイル(虚弱状態)になっていることが考えられます。

 

BMI指数を使って、体重、栄養管理には十分注意していきたいですね。

まずは自身の適正体重を知ることから始めてみましょう。

 

参考になれば幸いです。



今日は予報通りの雪景色ですね。

来院の方は本当に気をつけて来てください。

よろしくお願いします。





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