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久しぶりの雨ですね。
ちょっと暖かくなって、花粉が飛び始めていたので、花粉症がきつい人には良いですね。
気圧の変化で頭痛やめまいがある人はちょっとしんどい一日かもしれません。
昨日は午後からの診療で 久しぶりに子宮頸がんのワクチンで2名ほど来院された方がいらっしゃいました。
去年のコロナワクチンが開始になるまでは 数名ちらほらと接種をしていましたが・・・
コロナワクチンの際に対象年齢の女性にワクチンのパンフレットをお配りさせていただいたのも効果があったのかもしれません。
子宮頸がんは主に子宮頚部にHPV(ヒト パピローマ ウイルス)が感染することによって発生する悪性腫瘍で、女性生殖器の中では子宮体がんに次いで2番目に頻度の高い疾患です。子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡しており、患者数・死亡者数とも近年漸増傾向にあります。特に、他の年齢層に比較して50歳未満の若い世代での罹患の増加が問題となっています。
ウイルスの感染が契機になりますので、ウイルスに対するワクチンで予防をすることができる癌でもあります。
ワクチンはHPVの感染を予防するもので、すでにHPVに感染している細胞からHPVを排除する効果は認められません。そのため、初めての性交渉を経験する前に接種することが最も効果的です。
一時的に子宮頸がんワクチンの積極的接種は勧奨されていませんでしたが、2021年11月の国の審議会で再度、積極的な接種が勧奨されるに至りました。
対象年齢は 小学校6年から高校1年相当の女子 になります。
現在は接種時期を逃した方に対してのキャッチアップ接種も開始されます。
ご自身が対象となるかどうか不明な方はお問い合わせください。
予防できる癌は他にはありません。子宮頸がんワクチンの積極的な接種をお勧めいたします。