アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

超弦理論 ペンタクォーク

2023-12-20 15:18:49 | 理論物理学 素粒子


 標準モデルに於いて、陽子のスピンは三つのクォークの合計で表され、2つのクォークのスピンが打ち消し合い、残り1つのクォークのスピンが陽子スピンを担う必要がある。

 これは、標準モデルの基礎となっており、三つのクォークがバリオンを構成することが基本的に決められている。

 しかし、実験観測による陽子のスピンは三つのクォークの合計で表されてはいない。最近の偏極レプトン・核子散乱実験からは、クォークが陽子のスピンを担っている割合は非常に小さく標準モデルを覆す結果になっている。

 また、標準モデルに於いて、バリオン数が+1、ストレンジネスも+1で構成されたバリオンは存在しないが、ペンタクォークの状態であれば存在可能であると考えられている。ペンタクォークはクォーク4個と反クォーク1個からなる複合粒子ですが、このような状態があれば、バリオンの枠組みは崩壊して複数のクォーク複合粒子が存在しなければ辻褄が合わなくなる。

 👆図は、超弦電子が内部空間に接続している状態を示している。

 電子が陽子に取り込まれていれば、中性電荷になるが、ストレンジネスを持つ場合には荷電粒子になることもある。標準モデルではup quark、down quark、strange quark、の組み合わせでstrangeバリオンは構成されるが、超弦理論では、ストレジネスの解釈も変化する。

 電子が完全に陽子に取り込まれれば中性電荷をもつ粒子になるが、荷電粒子の場合には、超弦電子の接続状態になっている事が考えられる。
  
 超弦電子の端には、ニュートリノがあるので、接続した場所にはニュートリノが産まれている。この接続状態によって、陽子のクォーク構成が影響を受ける事が考えらるので、超弦理論による解釈であれば、バリオン数が+1、ストレンジネスも+1で構成されたバリオンの存在は否定されないと思われる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペンタクォーク(Pentaquark)はクォーク4個と反クォーク1個によって構成されているとされる重粒子(バリオン)。(普通のバリオンはクォーク3個、中間子はクォークと反クォークの対で構成されている。)2015年のCERNの調査で実在する事が判明した。
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