アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

超弦理論 超弦陽子⑶

2023-12-22 11:05:40 | 理論物理学 素粒子


 標準モデルに於いて、陽子は、up quark 二つ、down quark 一つで構成された複合粒子であるとされている。

 しかし、up quark 二つ、down quark 一つを合計しても10MeV程の質量であるから、質量の観点からすれば辻褄が合わない事になる。

 また、quarkモデルは、中性子は、up quark 一つ、down quark 二つで構成された複合粒子であるとするが、磁気モーメントの合計では、中性子の磁気モーメントはquarkの合計にマイナス陽子磁気モーメントがプラスされており同等の解釈はできない。

 標準モデルは、粒子加速器による素粒子の衝突実験に於いて有効な計算手段になっている。これは、一般にハドロンの破壊実験で得られるデータ解析であるが、非破壊実験の場合には、quarkが表に出てくることはない。

 実は、ハドロンの破壊実験で陽子が破壊される事はなく、陽子崩壊も無い。即ち、quarkモデルは、弱い相互作用や電磁力による作用を説明して計算するのに適したモデルであると考えられる。

 陽子の状態を深い位置で調べると、陽子がバートンで構成されているように見えてくる。これは、quarkモデルでは説明できないので、新たな相互作用として強い相互作用が必用になる。

 陽子は、電磁力や弱い相互作用で観察するとquarkで構成されているように見えるのだが、強い相互作用で観察すればバートンモデルが有効になっている事を意味している。

 即ち、quark構成は陽子の表層部にあり、バートン構成は陽子の内部にある事になる。

 👆は、ある生物の一部分であるが、小さな部分だけを見て全体を予想するのは難しい。

 陽子の場合も同様に、quarkだけを使って陽子の全容を理解することはできない。陽子の場合には、陽子が存在している内部空間の特性が重要であり、quarkは単なる理想気体の状態ではないと考える必要がある。

 因みに、👆は豚の鼻です。