2013年1月13日(旧暦12月2日)、「第10回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。
泉佐野・旧新川家住宅での開催です。当時、醤油業を営んでいた旧新川(にいがわ)家の住宅は、妻入り錣葺き(しころぶき)の、間口がゆったりと広く柱や木組みが野太い農家建築で、当時の泉南地域の建築様式を伝える貴重な建物として泉佐野市の文化財に指定されています。
奥にある「ソトグラ」で、土井敏久さんからのお話が始まりました。
今回のテーマは「餅」
一部は「食べ聞かせ時間」
毎回、講義内容や作り方の入った冊子を頂きます。
○素材「餅」
丸餅・角餅・のし餅・つき餅・ねり餅
餅は本来小麦粉などで作った麺などの粉料理。中華文化圏などでは穀物の粉から作ったねり餅。
日本の「もち米」を蒸しつく「餅」
中国の「小麦粉」を砕いて粉にする「上新粉」
韓国の「うるち米」を蒸しつく「トッ」
があります。
餅は民俗学でいうハレの日の食べ物であり、特に神祭などの祝いの日に食し、稲作農耕の食文化です。
○味くらべ
杵でついた餅、切り餅・機械でついた餅の味くらべの予定でしたが、忘れてこられたとの事で残念!次回のお楽しみ。
二部は団らん味わいの時間
お弁当をいただきます。
ロ賞味メニユー
『土井家のあん餅雑煮』
<壱の重>
魚の包み焼き
キャベツの紅漬け
わけぎと貝柱のぬた
鶏肉団子・湯葉・かぶらの炊き合わせ
ふろふきかぶら
山の芋の磯揚げ
<弐の重>
小豆がゆ
あん餅雑煮
あん餅雑煮、始めていただきます。香川出身の土井家のお雑煮です。瀬戸内産のいりこ・白味噌・あん餅・大根・にんじんが入っています。「白味噌」と「あん」がうまくマッチングしています。デザート気分で、美味しかったです。
まさしく食を楽しむ「味わい講座」、いろいろ経験できます。
おみやげの「いも餅」
三部は松本圭介さんの「砂栽培農業」のお話と藤原さんの泉佐野の豪商、食野(めしの)家の紙芝居でした。「おしゃべり」がおもしろい!爆笑です。
「第11回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座は2013年2月17日(日曜日)です。2月までは泉佐野・旧新川家住宅で行われます。
お申し込みは「エムエムアイ」へ http://ameblo.jp/ajiwaikoza/
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