心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

夏真っ盛りの苗場山へ、その1。

2018-07-27 21:00:00 | 登山
初めて苗場山を訪れたのは秋の終わり。今となってはおぼろげな記憶となった十五年以上も前の事。

昔の記憶を辿りながら苗場山に登る事は昔の自分に会いにいく事、そう感じ、今回の山旅を思い立った。


ここの処の蒸し暑さと無縁の涼しさ。川べりに沿って歩いて行く。



橋を渡ると、清々しい森の中を登って行く。



一度サゴイ沢へ下り、登り返す。
本来なら朝露に濡れた登山道なのだろうが、ここのところの日照りで森の中も乾いている。



桂沢の水場はチョロチョロ程度で当てにできなかった。
この先で植生が明るい森へと変わる。



ブナの間から木漏れ陽が溢れ、気持ちの良い森歩きが楽しめる。



フクベノ平。
ブナの美林が広がる。一休みに絶好の場所。


しばらく歩くと、左側の木々の間から赤倉山方面が見える。



尾根歩きに変わり、クロベの間を抜けて行く。



次に右手に見えるのは神楽ヶ峰。あちらからのルートも歩いてみたくなる。



そして、うっすらかかるモヤの彼方には平標山方面が見える。 
こうして見ると、スッキリとしたシルエットが特徴的。



薄暗い森の下はシャクナゲが目立つようになる。。



突然巨岩が現れる。深穴岩の間を抜けて行く。



左手に苗場山から延びる尾根が見える。帰りはあの辺りに沿って下って行くのだろう。



シラビソ廊下を抜けると、正面に苗場山が視界に飛び込む。



立ちはだかる登り。急登かと思いきやそれ程でもなかった。



振り向けば、つい先程まで歩いていた、昌次新道の尾根が伸びる。



登り切ればガラリと風景が変わり、湿原が一面に広がる。果てなく思える程の広がり。



ゆっくり歩いていけば、ポツンと山頂ヒュッテが見えてきた。
ここで一夜を明かすのも良いなと思える絶好のロケーション。


(続く)