初めて苗場山を訪れたのは秋の終わり。今となってはおぼろげな記憶となった十五年以上も前の事。
昔の記憶を辿りながら苗場山に登る事は昔の自分に会いにいく事、そう感じ、今回の山旅を思い立った。
ここの処の蒸し暑さと無縁の涼しさ。川べりに沿って歩いて行く。
橋を渡ると、清々しい森の中を登って行く。
一度サゴイ沢へ下り、登り返す。
本来なら朝露に濡れた登山道なのだろうが、ここのところの日照りで森の中も乾いている。
桂沢の水場はチョロチョロ程度で当てにできなかった。
この先で植生が明るい森へと変わる。
ブナの間から木漏れ陽が溢れ、気持ちの良い森歩きが楽しめる。
フクベノ平。
ブナの美林が広がる。一休みに絶好の場所。
しばらく歩くと、左側の木々の間から赤倉山方面が見える。
尾根歩きに変わり、クロベの間を抜けて行く。
次に右手に見えるのは神楽ヶ峰。あちらからのルートも歩いてみたくなる。
そして、うっすらかかるモヤの彼方には平標山方面が見える。
こうして見ると、スッキリとしたシルエットが特徴的。
薄暗い森の下はシャクナゲが目立つようになる。。
突然巨岩が現れる。深穴岩の間を抜けて行く。
左手に苗場山から延びる尾根が見える。帰りはあの辺りに沿って下って行くのだろう。
シラビソ廊下を抜けると、正面に苗場山が視界に飛び込む。
立ちはだかる登り。急登かと思いきやそれ程でもなかった。
振り向けば、つい先程まで歩いていた、昌次新道の尾根が伸びる。
登り切ればガラリと風景が変わり、湿原が一面に広がる。果てなく思える程の広がり。
ゆっくり歩いていけば、ポツンと山頂ヒュッテが見えてきた。
ここで一夜を明かすのも良いなと思える絶好のロケーション。
(続く)
昔の記憶を辿りながら苗場山に登る事は昔の自分に会いにいく事、そう感じ、今回の山旅を思い立った。
ここの処の蒸し暑さと無縁の涼しさ。川べりに沿って歩いて行く。
橋を渡ると、清々しい森の中を登って行く。
一度サゴイ沢へ下り、登り返す。
本来なら朝露に濡れた登山道なのだろうが、ここのところの日照りで森の中も乾いている。
桂沢の水場はチョロチョロ程度で当てにできなかった。
この先で植生が明るい森へと変わる。
ブナの間から木漏れ陽が溢れ、気持ちの良い森歩きが楽しめる。
フクベノ平。
ブナの美林が広がる。一休みに絶好の場所。
しばらく歩くと、左側の木々の間から赤倉山方面が見える。
尾根歩きに変わり、クロベの間を抜けて行く。
次に右手に見えるのは神楽ヶ峰。あちらからのルートも歩いてみたくなる。
そして、うっすらかかるモヤの彼方には平標山方面が見える。
こうして見ると、スッキリとしたシルエットが特徴的。
薄暗い森の下はシャクナゲが目立つようになる。。
突然巨岩が現れる。深穴岩の間を抜けて行く。
左手に苗場山から延びる尾根が見える。帰りはあの辺りに沿って下って行くのだろう。
シラビソ廊下を抜けると、正面に苗場山が視界に飛び込む。
立ちはだかる登り。急登かと思いきやそれ程でもなかった。
振り向けば、つい先程まで歩いていた、昌次新道の尾根が伸びる。
登り切ればガラリと風景が変わり、湿原が一面に広がる。果てなく思える程の広がり。
ゆっくり歩いていけば、ポツンと山頂ヒュッテが見えてきた。
ここで一夜を明かすのも良いなと思える絶好のロケーション。
(続く)