東京の多摩には、戦後植林された杉や桧の森が拡がっています。外材に押されて、値段も安くなり、なかなか市場に出回らなくなったと言われています。
森から良い材を産出するには、下草刈や枝打ち、間伐などの手入れを、必要なときに行う必要があります。
良い材が適正な値段で売れれば、伐採した後に植林をし、手入れをしながら、又良い材を育てていく事が出来るのです。
木をつくる人、木の家を設計する人・施工する人、木の家に住む人が、”き”を通い合わせながら、地元の木で、気持ちの良いすまいを創っていきたいと願っています。
一級建築士事務所アーク・ライフは、東京の木・いえづくり協議会の一員として、運営委員会にも参加しながら、地元の木を活かして心地よい住まい《=とうきょうの森のいえ》を設計しています。
写真3 手入れがされていると、林床まで日が当り、明るい森になる。
製材されて、桟積み乾燥中。注文してから、日数はかかるが、乾燥材を入手できることがわかった。木肌はとても良い。
多摩の桧の柱と杉の梁、杉板と漆喰の住まいになりました。
一緒に、多摩の山や製材所で見てきた木が使われているので
満足感が大きいと喜ばれました。(ほっと一息です。)