住宅改修のアドバイスを行うときに、
1.先ず身体状況を確認し、出来る事、出来ない事(出来にくい事)の程度等を評価します。
この時に、医療系(リハビリ系)のアドバイザーがいれば、頼もしい事です。私たちの市には、作業療法士、理学療法士のアドバイザーがいるので、利用者には有難い事です。
身体状況で多いのは、
ア)脳梗塞や脳卒中の後遺症で、身体の半身に麻痺が残った
イ)パーキンソン病(症候群含む)等で、移動に助けや援助を必要とするようになった
ウ)骨粗しょう症などの影響で、膝関節症・腰痛等、移動や立居振舞いに苦痛がある
エ)高齢化による筋力低下
等です。それぞれで、配慮するべき住宅改修の方法に違いがあります。
又、身体動作を確認する時に、例えば、トイレでの動作だけを見るのでなく、そこまでの行き来(特に夜間)が安全に出来るかという事を見る必要があります。生活全体の中でのその行為の位置づけも考慮したい事です。そして、本人だけが使い良ければ良いのではなく、家族にも使い良いかどうかも考えたい事です。