7月最後の日曜日、荒尾市下井手にある三の宮神社へ行って来ました。ここには武装石人や古墳が境内に残っています。この近くの川は以前、小学生達の夏のキャンプ場として賑わっていました。
しかし今は、その影も見られなくなっています。
【武装石人】三の宮古墳のくびれ部にある石人は、古墳を表飾する形衆石像で衝角付かぶとをかむ
り短甲をつけた武装石人です。
【三の宮四方仏】筑後馬篭の石工、助次(すけつぐ)の作品です。
助次は助継・介継の名も用い、三池普光寺、宮原・藤田の両天満宮、大川浮浪神社
などに三重塔、五重塔、板碑類9塔を残していて、その殆んどが好塔として有名。
本塔の台石には1353年願主乗阿(がんしゅじょうあ)、藤原助次の名があります。
捨身の一部に欠失部がありますが四面には重円のブツガンの中に蓮華座(れんげ
ざ)に座る平肉浮彫の仏像が力強く彫られています。
【三の宮古墳】荒尾唯一の前方後円墳です。
主軸をほぼ東西にとる全長60m、後円墳は直径23m、高さ6m、南東斜面は彩度により
削り取られていますが、比較的原型を保っています。