再読のための覚え書き
生きとし生けるもの
山本有三(1887-1974)
曾根銀行頭取の父を持つ曾根夏樹は、独立のために父から大金を譲り受ける。
薄給の会社員、伊佐早靖一郎は、弟の学費を賄うために、会社からわずかな金を横領してしまう。
生きとし生けるものすべてが太陽を求めるものの、日向で生きる者と日陰で生きる者の人生がある。
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大正15年に朝日新聞に連載中だったものの、執筆中に風邪をこじらせて中断。そのまま未完の作となってしまった小説。
さてこれからどうなる?っていうところで終わってしまっているものの、未完のままでも十分におもしろい。
2022.2.4読了
生きとし生けるもの
角川文庫
昭和36年9月30日初版発行
昭和39年3月30日42刷
旧字体新仮名遣い
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