再読のための覚え書き
女の一生(上)
山本有三(1887-1974)
御木允子は東京に出て、女学校に進む。
東京で、幼馴染みの江波昌二郎と再会。允子は昌二郎に恋心を抱くが、幼馴染みという関係ゆえか、素直に心を表せない。
しかし、女学校の友人加賀美弓子は、そんな允子の気持ちを知ってか知らずしてか、昌二郎に接近するのであった。
「充子はむっとした。競争しようなんて言い出しておきながら、ふたりだけ駆けないなんて、ずいぶん人をばかにしている。自分は一生懸命に息を切らして駆けたのに、一体、自分はなんのためにこんなに息を切らしたのか。なんに勝つつもりだったのか。」
2022.2.11読了
女の一生(上)
新潮文庫
昭和26年3月10日初版発行
昭和42年3月5日37刷
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