再読のための覚え書き
結婚の幸福
レフ・トルストイ(1828-1910)
米川正夫訳
マーシャは、年の離れた旧知のセルゲイと愛し合い、結婚する。
田舎育ちのマーシャにとって、結婚後に知った社交界の華やかさは、夫の望む質実で静かな暮らしを退屈なものに思わせるのだった。
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トルストイ自身の過去の苦い恋愛に基づいているようだが、マーシャに対するセルゲイの教育的態度は、多分に自省の念で書かれたようにも思う。
その分、マーシャが非常に魅力的な女性として描かれていて、それが救いだったかな。
2021.8.12読了
結婚の幸福
岩波文庫
昭和3年8月12日初版発行
昭和23年2月5日26刷
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