再読のための覚え書き
芽むしり 仔撃ち
大江健三郎(1935-)
太平洋戦争末期、感化院の少年たちは、山奥の村に疎開した。そこで疫病が流行り始めると、村人たちは暴力的に少年たちを村に閉じ込め、外への交通路を遮断して逃げていった。
理不尽な暴力、疫病感染への恐怖、脱走兵への山狩り、ディストピアの中での希望や絶望など、比喩的・象徴的な事象に溢れ、読後感はかなり重い。
2021.11.4読了
芽むしり 仔撃ち
新潮文庫
昭和40年5月31日初版発行
昭和42年6月20日2刷
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