再読のための覚え書き
死霊の恋・ポンペイ夜話
テオフィル・ゴーチェ(1811-1872)
《死霊の恋》
青年ロミュオーは、カトリックの修道士として一生仕える約束をする儀式の日、教会で美しい女性クラリモンドに出会った。
1年が過ぎ、司祭になったロミュオーは、クラリモンドの死に直面。亡骸に口づけすると、彼女は一瞬蘇り、再開を約束して再び死体となる。
どこかいじらしいクラリモンドの吸血鬼譚。
《ポンペイ夜話》
ヴェスヴィオ火山の噴火で滅亡したポンペイの町。友人とともにポンペイの遺跡を訪れたオクタヴィヤンは、博物館で石膏で復元された女性の遺骸に魅了される。
夜、遺跡の町を歩いていると、当時の人々が、町並みが、時空を超えて蘇ってきた。そして彼は、博物館で見たあの石膏の女性、アッリアに出会ったのだった。
他3編
いずれも幻想的な物語
2021.8.2読了
岩波文庫
1982年2月16日初版発行
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