再読のための覚え書き
黒髪
近松秋江(1876-1944)
東京で暮らす「私」は、惚れた京都の遊女を廓から身請けするために、お金を送り続けた。
遊女との手紙のやり取りは続くものの、一向に落籍の気配がない。
堪りかねて京都へ来てはみたものの、遊女の言葉は要領を得ず、そのうちに姿を消してしまう……。
「黒髪」「狂乱」「霜凍る宵」からなる黒髪三部作。遊女に対する近松秋江自身の妄執を描いた情痴文学。
2023.1.29読了
黒髪
岩波文庫
1952年3月5日初版発行
1985年4月5日8刷
旧仮名遣い
#本 #読書 #文学 #文庫 #近松秋江 #黒髪
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