再読のための覚え書き
酒中日記
国木田独歩(1871-1908)
《酒中日記》
ある男が酒を呑みながら、五年前の苦難の思い出を書き綴る日記。
男は小学校の教員で、妻と幼い息子がいた。
男の母親は軍人相手の下宿屋を営んでいるが、男の乏しい給料の中から三円五円と取ってゆく。
ある日、男が預かっていた学校改築のための資金百円を、母親が持ち逃げしてしまう……。
「酒を呑んで書くと、少々手がふるえて困る、然し酒を呑まないで書くと心がふるえるかも知れない。」
2022.11.16読了
酒中日記
新潮文庫
昭和35年4月25日初版発行
昭和31年10月10日5刷
旧仮名遣い
#本 #読書 #文学 #文庫 #国木田独歩 #酒中日記
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