洛中在住

京都暮らし

うどん屋のおばあちゃん

2009-02-27 | 日常
京都の家の近くの古い古いうどん屋さん。
おばあちゃん一人で切り盛りしています。

何もかもがレトロで、聞けばおばあちゃんが嫁いで来たときから、もう店は古かったそう。
だから普通に考えても大正時代にはこの店はあるんでしょう。

シンプルだけど、朝早くから仕込みをするダシが美味しい。
「ダシが勝負ですわ」とおばあちゃん。


のれんの向こうに「おくどさん」(ご飯を炊く釜戸のこと)が見える。
ちゃんと火が入ってる現役のおくどさん。
気になって仕方なかったので、「はしり」(台所だいどこ)を見させてほしいというと
「どーぞどーぞ」と快く入れてもらいました。


おくどさんは現役で、うどんを茹でていました。
おばあちゃんの前には井戸があります。
「息子らはこんな古い店て言うんですけど、こうやってお客さんとお話させていただけるのが楽しいから、
 私が元気なうちはここでやらせてもろてるんです。生き甲斐やさかいに」

おじいちゃんに先立たれて、たった一人で古いうどん屋さんを切り盛りしているけど、
常連さんに囲まれて、おばあちゃんはイキイキと幸せそうに商売をしています。
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