9月13日(日)、東京オペラシティコンサートホールにて開催された、『横山幸雄・ピアノ・リサイタル~ベートーヴェン・プラスVol.3』です。
第1部(10時30分開演)から第5部(16時30分終演)まで、休憩を挟んだ6時間もの長丁場となるコンサートでした。
『ベートーヴェン・プラス』は、横山幸雄氏が、2020年のベートーヴェン生誕250周年に向けて2013年にスタートした大プロジェクトです。
ベートーヴェンのソナタは、今回は20代後半から30歳頃に作曲された、第5番から第12番までが演奏されました。
個人的にこの中では、6番、8番(「悲愴ソナタ」)、9番がお気に入りですが、10番も綺麗で良い曲だなと改めて感じました。
前後しましたが、第1部ではJ.S.バッハの『イタリア協奏曲』とモーツァルトの『ソナタ第13番』の超お気に入りの2曲が演奏されて大変感動しました。
最後のシューマン『交響的練習曲』に至っては、まさに圧巻ともいうべき素晴らしい演奏でした。
そしてアンコールは1曲、モーツァルトの『キラキラ星変奏曲』でした。
ベートーヴェンのソナタ12番(「葬送」)、ショパンの『華麗なる変奏曲』、フォーレの『主題と変奏』、シューマンの『交響的練習曲』、そしてアンコールのモーツァルトの『キラキラ星の主題による変奏曲』まで、全て『主題と変奏曲』つながりで選曲されたというわけですね。
来年は、横山幸雄氏のデビュー25周年記念として、ベートーヴェン5つのピアノ協奏曲の全曲演奏会が予定されているそうなので、今から楽しみにしています。