ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 アンソロジー 迷 (まよう) 」アミの会

2021-11-27 21:02:36 | 
          「 アンソロジー 迷 」アミの会  大沢 在昌他

               

お薦めブログで小説家・松村比呂美さんのブログ「 最初の一冊 」に出会い、読者登録欄がないので、お気に入りに登録して拝見しています。
何作も既刊本があるけれど、電子書籍で、申し込み方が分からずにいましたが、最近、紙の本も紹介してくださっていて、読むことができました。
アンソロジーで、あとがきでアミの会を知りました。アミの会は、女性作家が集まって生まれ、のちに男性のゲストが参加されています。
この本は、第4弾だそうで、そうそうたる作家さんがずらり。面白かったので1からすべて読んでみることにします。
~~~~~ネタバレあり
「 未事故物件 」 近藤史恵 ~怖いのは事故物件じゃない。恐ろしいのは、これから事故が起こる物件なのだ。~ 『 恐ろしかった。私もきっと調べに行って、殺されていただろうな。』 
「 迷い家 」 福田和代 ~酒飲みが迷い込んだ迷い家。『 夢の中の出来事のようで、なるほどそうだったのかとオチが面白かった。お酒はほどほどに。』
「 沈みかけの船より、愛をこめて 」 乙一 ~親の離婚でどちらについて行くか問われた14歳の姉と小5の弟。冷静に状況を分析し決定する。『 別れても両親に対しては揺るぎない愛があるのね 』
「 置き去り 」 松村比呂美 ~外国のツアーに参加した私はトイレ休憩で、トイレに入っている間に置き去りにされた。無人で車も通らず、携帯はバスの中。さあ、どうする。 
         『 待望の松村さんの作品。読みやすく、とても面白かった。ぜひ、あとの作品も読んでみます。』
「 迷い鏡 」 篠田真由美 ~『 はじめての作家さんですが、余り情景が浮かばなかった。 他の作品を再挑戦かな 』 
「 女の一生 」 新津きよみ ~岐路に立った時、選ばなかった方を選んだもう一人の自分が、もう一つの世界で幸せに生きている。そう想像することで、人生を切り抜けてきた。
        『 私も辛いときには、そんな事を考えたことも。あの時、あちらを選んでいたなら幸せになっていただろうかと 』
「 迷蝶 」 柴田よしき ~妻に先立たれ、仕事を辞めた孝太郎は、趣味の蝶々の写真を撮りに。そこで知り合った杉江もやもめの子供なし。
       その二人には過去に知られざるある因縁が。2人共、もし、あの時にもう一度戻れるものなら自分はそれをしていたのにという思いが。
       『 やっぱり柴田さんは文句なしに面白い。』
「 覆面作家 」 大沢在昌 ~作家が今売り出し中の覆面作家の正体を知る。その人はなんと⁉
        『 これも面白かった。 他にも大沢さんの作品を読んでみよう。新宿鮫が有名ですね 』

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