旅魂

生活と旅の痕跡を残す。

昆明・麗江の旅

2008-03-15 13:24:51 | 旅行記
2008年3月2日から5日にかけて厦門から3泊4日の昆明・麗江の旅に出発。2月29日をもって厦門の会社を辞めて日本に帰る事になった為、これは私の厦門生活を終える最後の記念旅行の一つとして計画したものである。
3月2日
午前11時のフライトで厦門から昆明に出発。昆明は標高は1900mあり日本人のマラソン選手等が高地強化合宿におとづれる事でも有名な年である。昆明空港でガイドさんの出迎えをうけて即西山森林公園の観光に出発。
リフトに乗って龍門石窟の頂上へ向かった。リフトからは昆明湖が一望できる。龍門石窟は昆明湖から最高約300mの高さの断崖に沿って72年間の年月をかけて掘られた道教石窟である。



3月3日
早朝昆明空港から麗江へ向かう。まだ薄暗い夜明けに麗江空港に到着しガイドさんの出迎えを受け、麗江市街を通り抜けて長江第一湾→石鼓鎮→虎跳峡へ向かう。
道路の整備はまだ行き届いていない分自然が残っており、途中陽が昇るにつれて民族村の民家の白壁に出来た明暗や山や野の景色が美しく感動的であった。
石鼓鎮では展望台からの古城や菜の花と新緑が彩る山間の平原の素晴しい景色を堪能できた。

虎跳峡は尾根から金沙江までの標高差が3000m以上もある世界で最も深い渓谷。断崖に沿って歩道やトンネルが造られており片道約40分の散策。渓谷美も然る事さがら断崖の岩は大理石が多く大理石のトンネルなど珍しい体験が出来た。
ガイドの話によるとこの虎跳峡はダム建設の為に2年後には観光地でなくなるとか?

虎跳峡の観光を終えて一路麗江の街に戻り、世界遺産麗江古城へ。
近代的な通りが麗江古城入口につながっている。一歩古城に入ると木造建築の古都の街並みが縦横に限りなく続く。
建物の1階は商店、2階が住居の少数民族特有の建物である。時々ナシ族特有の絵文字トンバ文字で書かれた装飾が見られる。この古城には洋人街と呼ばれる通りがあり、いわゆるバーの様な店が軒を連ねて夜になると民族音楽や色々な音楽と民族衣装を着た女性が踊りなどで賑わい通り全体がお祭りの雰囲気で満ち溢れてくる。

3月4日
いよいよ念願の玉龍雪山へ出発!
ホテルより登山バス乗り場へ向かう車中から大平原の向こうに玉龍雪山の雄姿がそびえ立っていた。
登山バスに乗って樹木の根元に残雪が残る山道をロープウェー乗り場へ登る。
まだ朝9時なのに標高3376mにあるロープウェー乗り場には既に観光客が長蛇の列。
6人乗りのゴンドラに乗り約20分で標高4506mの頂上駅に到着。さすがに空気が薄いため急速な動きをするとクラっとして気分が悪くなる。駅を出ると白銀の世界。多少雲は有ったが氷河や幾つかの頂上が見えた。風が吹くと寒さで肌に痛みを感じる。しかし4500mの所に立っている興奮を感じる事が出来た。