旅魂

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下諏訪の旅    +++ 2013年5月15日~17日

2013-05-22 18:21:20 | 旅行記
水彩画同好会のメンバー14名で下諏訪へ2泊3日のスケッチ旅行に出かけた。
下諏訪には諏訪大社下社の秋の宮、春の宮が有り、その近辺は中山道と甲州街道が交わる地点でもあり古い宿場町の面影が残る趣きのある街並みがある。
1日目は秋の宮を参拝し、中山道を歩いて春の宮へ。それから春の宮の近くにある「万治の石仏」をお参りした。
本来この間にスケッチをすることが予定されていたが観光に夢中となり誰も絵を描かずに終わった。
2日目は下大社の御柱祭木落とし坂を見学後に八島湿原にスケッチに出かけた。
丁度八島湿原のビジッターセンターの駐車場では来年切り出す御柱の候補選びに来た諏訪大社の法被姿の各町内の氏子達に出会い、御柱の行事をより身近に感じた。
ちなみに御柱は上社本宮、前宮、下社秋の宮と春の宮の各社に4本ずつ、合計16本の切り出しが行われるそうだ。
八島湿原はまだ枯れ葉で春の新緑は見られなかった。
ここでも周囲3.7kmの湿原を1周するだけでスケッチらしいスケッチもせずに昼食の弁当を楽しんで帰って来てしまった。
翌日3日目も岡谷市のイルフ童画館を始め、諏訪湖周辺の観光をして帰った。
本来の目的のスケッチはしなかったが2晩酒を酌み交わし楽しく交流できた事で満足なり、という結果でした。

諏訪大社下社秋の宮
見える建物は神楽殿で、神社は神楽殿の後ろにある。
左に1の御柱が見える。



秋の宮本殿



諏訪大社下社春の宮
これも神楽殿であり、本殿は秋の宮同様にこの後ろに有る。



万治の石仏
伝説によると、諏訪大社下社春宮に石の大鳥居を造る為にこの石仏を材料にしようと鑿を入れたところ(その鑿は現存している)、傷口から血が出てきたため職人達は祟りをおそれ、その晩に職人達が夢枕で上原山に良い石材があるという夢を見て、その山に行き探したところ見つけることが出来職人達はこの石仏を阿弥陀如来として祀った。それに因んでこの辺りの地名は石仏となっている(住所としては載っていない)。この石仏は芸術家の岡本太郎が訪れて大絶賛したことにより有名となった。ほか新田次郎も賞賛している。



御柱祭木下しの坂の上に展示された御柱
柵の先は高さ30mほどの急な傾斜の坂となっている。
氏子たちが御柱の上に乗って命がけで御柱を坂から降ろす行事がおこなわれる。



日本三大湿原の一つである八島湿原



由布姫が祭られている龍光院からの諏訪湖の展望。 遠くに見えるのは八ヶ岳



諏訪湖湖畔にある間欠泉。近くに足湯の施設もある。
現在は自噴ではなくコンプレッサーで圧縮空気を送り、上部の冷えた温泉を取り除くことにより、間欠泉を噴出させているそうだ。