旅魂

生活と旅の痕跡を残す。

雄国沼湿原のニッコウキスゲ(2009年6月27日)

2009-06-29 16:25:08 | 旅行記
朝5時20分自宅をスタートし、雄子沢駐車場を目指す。今日は梅雨時期とは思えない晴天の夏日である。
雄子沢の駐車場より約300m手前に近づくと既に路上駐車の列が見えてきた。
駐車場へ行くのをあきらめその最後列に路上駐車して出発準備を整える。
午前9時、雄子沢の雄国山登山口をスタートし、通称「せせらぎコース」(約5km)のルートで雄国沼へ登り始めた。
途中まだ9時過ぎだと言うのにもう下山してくる数組の人たちに出会う。朝5時から登り始めたそうだ。
高い木立の林の中を登るが、生憎風が無くて少々蒸し暑い。
雄国沼と雄国山への分岐路まで来ると双方から来た人達で一時込み合う状態となった。
ここから雄国山山頂を眺めると尾根に登る人たちの長蛇の列が見えた。
たぶんツアーの人達であろう。
ここから下り坂で、間もなく休憩所の小屋に到着して雄国沼が姿を現す。



両側を時折レンゲツツジやかわいらしい花が見え隠れする低い緑の木立に囲まれたなだらかな路を進み、いよいよニッコウキスゲが咲き乱れる湿原の木道に到着。木道を進むと黄色いじゅうたんと湿原を取り囲む緑の山が見事に調和して見える。
もっと黄色く一面に咲く時期があるのではと欲張ってみたが、この梅雨時に晴天の下でこれだけ咲いた花を見られたのは幸せであろう。難を言えば木道が狭く一方通行の為に人が後ろから押し寄せて来る様で少し落ち着かない。維持管理が大変かも知れないが、もっと湿原を横断する様にも木道が伸びていて、花を観賞しながら一時を過ごせる様な休憩場所があればよかったなと思う。これだけ観光客も増えているから近い将来これも実現されるだろう。
とにかく今日は恵まれた一日であり、また一つ日本の美しさを体験する事が出来た。




日光千手ヶ浜の九輪草(2009年6月13日)

2009-06-22 11:45:22 | 日本の四季
日光中禅寺湖の千手ヶ浜へ九輪草を見にハイキング。
竜頭の滝の臨時駐車場に駐車して、約1時間30分程で千手ヶ浜に到着。
天候も良く、湖畔にそった新緑に包まれた林の中の道を進み、千手ヶ浜の河を渡るとピンクや白に染まった一帯が見えてきた。
九輪草の群生である。
大勢の見学者がいるが何故かその一帯は森の静寂さが保たれている様な気がした。
それは川辺に咲いた九輪草のとそれを写す鏡の様に澄んだ川面とが織り成す神秘的なまでもの景観がそうさせているのだろうか?
その景観が初めて見る九輪草を感動的な物にしてくれた。
九輪草、日本でも言われるそうであるが中国では七重草と呼ばれいる。