旅魂

生活と旅の痕跡を残す。

中国の携帯電話

2007-04-26 17:47:49 | 中国・生活・習慣
中国の携帯電話の急速な普及には驚くものがある。そもそも中国に何故携帯電話が普及したかであるが、それは固定電話の普及には広大な中国大陸に電話線を張り巡らせるのは膨大な金と時間がかかるのに比べて安く早く普及できるからである。
中国の携帯電話のシステムは日本の携帯電話と異なる。日本ではNTT,au等と契約してその会社専用の電話機を購入し、通話料金を銀行口座から引落しとなるが、中国ではプリペイドカード(写真参照)を購入して携帯電話から使用料金をあらかじめチャージする。チャージの方法は購入したプリペイドカード裏面に記載されている数字を携帯電話から手順に従って入力して行う。



このプリペイドカードの料金がまた面白い。写真に100元と記載されているが、実際には100元で3枚~4枚購入できる。
これは販売競争のおかげだろうか。そんな事とは知らず当初は額面通りの金額で買っていた。とにかく何を買うにしても「これは幾ら」と聞かないと損と言う訳だ。
携帯電話ハードに関してであるが、中国の携帯電話はSIMカードを採用しているため、店頭で売っている気に入った携帯電話があればそれを購入してSIMカードを差し込む事により即新しい電話機に変更できる。また、中国以外に旅行したときにSIMカードを使っている国であれば現地でSIMカードを購入してその国の電話番号を取得して使える。日本の携帯電話を持って行きローミングで使用するより格段に安い料金で使える。

次に電話利用のマナーであるが、日本の感覚で見ると非常に悪い。所かまわず大きな声で話をする。バスの中などで2~3人が電話で話しているとうるさい事この上ない。着信音も大きい。マナーモードなどに切り替える人は希少で会議中で有ろうと大きな音で色んなメロディや音が聞こえてくる。プレゼンテータが説明を中断して携帯電話に出る事も珍しくない。車を運転しながらの電話も当たり前。ある日、バスの運転手が混雑した道路を高速で走っているに関らず4~5分毎に電話を受けて大きな声で話しながら運転していて怖い思いをした事がある。日本に帰って電車に乗った時の静けさが懐かしい。


パジャマ姿でショッピング

2007-04-25 13:15:06 | 中国・生活・習慣
厦門に着任早々の頃のある日、街を歩いていてすれ違った女性の服装にふっと違和感を感じ振り返って見ると、なんとそれはパジャマを着て白昼堂々と歩いていた。その後パジャマ姿で街中を歩いている人を見るのは珍しくない。これまでに遭遇したパジャマ姿の人に出会った場所を上げると、デパートやスーパーででの買い物、朝の散歩、夕方の散歩、スポーツジムで鍛錬中等々である。しかも老若男女を問わずである。時には親子で連れ立ってパジャマ姿で人通りの中を歩く姿も見かける。これを開放的と言うのか生活習慣上のマナーが違うのか?。 気にしているのは日本人だけかと思うと他の外国人も驚いているところを見るとやはりこれもマナーの問題かと思われる。

やくざの出入?

2007-04-22 21:44:42 | 中国・生活・習慣
今日4月22日午後2時30分過ぎの事、厦門にもやくざか暴力団がいるのかと思われる場面に出くわした。
湖北路東側の路口付近での出来事。
バスを降りて陽射しの強い歩道を歩いていたら帽子をかぶった男が走り抜けて行った。その男が建物の角に着くか着かないかの内にガラスが割れる様な大きな音がした。その方向を見るとビルとビルの間の路地を数人の通行人が足を止めて覗き込んでいる。足を早めるでもなくそこに到着して路地の方を見ると20人くらいの若い男たちが路地で動きまわっている。喧嘩?と思ったが初めは高校生の集団決闘でもやっているのかという感じで路地を見ながら足を止めずに進んでいた。
すると全員が路地から急ぎ出てき始めた。その時一人の男がシャツの下から刃渡り60cm位の刀が出てきた。
長方形の日本のなたの様な形をした刀だった。
それを見て足を止めてみてみると興奮した様子の数人の男も刀を持っていた。そのうちの一人の男が大きな手提げ袋をもちその中に刀を回収してまわっていた。そしてその袋を持った男を優先にタクシーで分散して去った者と人通りに混ざって歩き去る者に別れ散っていった。その内の二人がしばらく私と並ぶ様な形で同じ方向に歩いて来たが、何か怖いものを感じた。
これはやくざか暴力団の闘争だったのだろうか?それにしても騒ぎを隣のビルの守衛が二人鉄の柵ごしに両手を後ろに組んで見ていた。近くの店の人たちも数人店先で気にしている様子でもあった。あれだけの刀を持った人数の中に止めに入るのは無理としても何故警察に連絡しないのだろうかと思った。その後中国人の友達に出会い厦門に暴力団の様な物が有るのかと聞いたが解らないとの回答。あれはテレビドラマのロケだったのだろうか?ロケならばカメラが見えるがそんな様子も無かったし、刀を持った若者達が演技であれほど興奮した様子を表現できないだろう。刀も本物だた。やはり事件と確信する次第。
【教訓】いづれにしても厦門いや中国にはまだまだ解らない世界があると言う事の様です。むやみに解らない所には出入しない事。


中国のビル構造

2007-04-21 20:42:47 | 中国・生活・習慣

今日は中国で最近建設されているビルの話題を。
ただし、私は専門家ではないので素人の憶測であり、無責任な情報かも
知れません。
そもそも私がビルの構造に興味を持ったのは騒音の被害からです。
厦門に着任してから現在住んでいるアパートは2軒目ですが、その双方で
部屋にいるときに騒音の被害にあっています。
深夜寝ているときに寝室の隣の部屋で誰かが口論をしている様な気配で
目を覚まし、警戒して隣の部屋のドアを開けても誰もいない。
ではこんな夜中に一体どの部屋で騒いでいるのかと探索に部屋を出る。
上の階なのか下の階なのは騒音からは判断つかないので結局上下3階
~4階の廊下でどの部屋で騒いでいるかをチェックした事が数回ある。
ある時は4階上の階の部屋での口論、ある時は1階下の部屋で若者の
パーティ騒ぎ。
それもどの部屋か見つかれば良いが、玄関のドアを閉めている状態では
廊下からはなかなか見つけるのは至難の業。
廊下にいると下か上の階で騒いでいる様にも聞こえるからである。
そんなことから何故こんなに他の部屋の音がビル全体の様にいきわたるのか
を調べたくなった次第です。
そこでビル建設の現場に興味を持つようになりました。
まず気が付くのは建設ラッシュであちらこちらでビルを建てていますが、どれも
同じに見える事。
多分設計図面の大部分を共有しているのでしょう。
しかし、これは我が疑問の回答にならない。
そこで構造に入るが、どのビルも骨格と床は鉄筋コンクリートになっている
(写真1;これは大分完成近いので実体がよくわからないが)
が、外壁の一部や部屋のパーテーションは中国伝統のレンガ積みで行われています。
(写真2;まだモルタルが塗られていないレンガの部分が赤く見える)
レンガを積重ね壁を作り、その上にモルタルを塗りこむ方法です。
私はこのレンガの壁が音を反響させているのではないかと疑っていますが間違いでしょうか?
もし、専門家の方がこれを読んでレンガは消音効果があるよなどとの意見があれば是非教えていただきたい。
今も上の階で人が歩く足音がうるさく聞こえます。
ちなみに今私の住んでいるアパートは高級アパートに部類する方です。
レンガ積の壁、時々部屋で格闘になり壁にぶつかったらそのまま32階の壁を突き破り落ちるのではないかと背筋が寒くなる思いがします。

写真(1) 建設中のビル


写真(2) 赤く見える所がレンガ積をしている部分


湖畔にコーヒーショップ街が誕生!

2007-04-16 15:44:58 | 紹介
厦門島の??湖(ユンタン湖;??とは水辺に生える大きな竹の意味)
の湖畔にある??路にここ半年位に6軒くらいのコーヒーショップが開店した。
この通りには厦門では有名なマルコポーロホテルがある。
??路と湖の間にはヤシの木が植わった緑地帯と散歩道があり、その道は
湖の中洲にある白鷺公園につながっており、朝夕散歩する人が多い。
かって、マルコポーロの近くに1軒オープンテラスのコーヒーショップがあったが
それに並んだ住宅がいつの間にかコーヒーショップに変身し
何と無くヨーロッパの街角なみの雰囲気を感じる風景となった。
中には建物の2階までオープンテラス状に改装して湖の景観を楽しみながら
コーヒーを味わえる趣向をこらした店もある。
夜になると湖対岸のビルに色鮮やかな照明が輝き夜景も楽しめる。
しかし、残念なのは路上がここを訪れる顧客の車の駐車となり、せっかくの
コーヒーショップテラスから緑地帯を通して見える水辺の景色をさえぎってしまう
ことだ。そんな小さな事にこだわらない大陸人の住むところだけに、何時しか
厦門の若者のデートスポットになるのだろうか?




ヨーロッパの街角の雰囲気を漂わせるコーヒーショップ街が出現。
??路は顧客の車の路上駐車の列



車が無ければこの景色を見ながら憩いの時を楽しめるのだが