今回ご紹介するのは「米英撃滅の歌」。といっても、昭和19年に映画の主題歌として山田耕筰の作曲で作られた歌の方ではありません。
「朝日新聞満洲版」昭和18年1月16日付の記事に載っていたものです。
米英撃滅の歌 姜中校の宣伝歌
【海拉爾】第○軍管区宣伝隊長姜中校は去る八日開戦記念日の感激をつゝ゛つて行進曲をものし、
早速全蒙古軍に普及せしめつゝあるが、歌詞は――
『去年のこの日日本を先登に恨み重なる米英を懲らしめようと宣戦した
どんよくな米英は搾取した土地を棄てゝ永久に来ぬまでに逃げ去つた、
亜細亜の諸民族は日本のお蔭で楽しい国を樹てつゝある』
記事中に「全蒙古軍に普及せしめゝつある」との言葉がありますし、また「歌詞」として掲載されている文章も特に語調が整っているわけではないので、恐らく原文はモンゴル語であったと思われます。
メロディなども分からないので歌自体については何とも言えませんが、「米英撃滅の歌」の名前がこの頃の軍歌に既に使われているのは興味深いですね。
「朝日新聞満洲版」昭和18年1月16日付の記事に載っていたものです。
米英撃滅の歌 姜中校の宣伝歌
【海拉爾】第○軍管区宣伝隊長姜中校は去る八日開戦記念日の感激をつゝ゛つて行進曲をものし、
早速全蒙古軍に普及せしめつゝあるが、歌詞は――
『去年のこの日日本を先登に恨み重なる米英を懲らしめようと宣戦した
どんよくな米英は搾取した土地を棄てゝ永久に来ぬまでに逃げ去つた、
亜細亜の諸民族は日本のお蔭で楽しい国を樹てつゝある』
記事中に「全蒙古軍に普及せしめゝつある」との言葉がありますし、また「歌詞」として掲載されている文章も特に語調が整っているわけではないので、恐らく原文はモンゴル語であったと思われます。
メロディなども分からないので歌自体については何とも言えませんが、「米英撃滅の歌」の名前がこの頃の軍歌に既に使われているのは興味深いですね。
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