筋肉が骨に変化する難病「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」を患う宮城県松島町の武田捷冶(しょうや)君(18)が、今春から自立の道を進む。高校で学んだパソコン技術を武器に、仙台市内の情報処理会社への就職が決まった。
業務はデータ入力など。塩釜高ビジネス科で取得した情報処理1級などの資格を生かす。通勤が難しいこともあり、在宅でこなせる仕事を探していた。
「働くことで両親が安心する」と武田君。「就職自体がゴールではない。仕事をしながら将来の夢を見つけたい」と前を向く。
症状が現れたのは2歳の時だった。筋肉の骨化が徐々に進み、腕や脚は自由に動かず、首も回らない。高校には両親に車で送迎してもらい、校内は電動車いすで移動した。介助者の配置など学校側の配慮で、授業は他の生徒と一緒に受けた。
クラスでは人気者。周りには自然と人の輪ができ、ゲームなどの話題で盛り上がった。友人たちと毎月1回はカラオケに行き「ももいろクローバーZ」の曲などを熱唱した。
「いつも元気に何事も頑張る姿はすごい。長く付き合っていきたい」。親友の小山大将君(18)は武田君の門出を祝福する。
1日には高校の卒業式に臨んだ。在学中の欠席は2日だけ。放課後の補習に加わり、午後7時まで居残ることもあった。「よく頑張った。おめでとう」。3年間担任を務めた成田大介教諭に声を掛けられると、「卒業の実感が湧かない」と笑顔を見せた。
武田君の父正二さん(43)は「体が自由に動かなくても、パソコンで世界につながる時代。自分の道を見つけてほしい」と話す。成田教諭も「社会貢献できる人間を目指してほしい」とエールを送った。
[進行性骨化性線維異形成症(FOP)]筋肉、腱(けん)、靱帯(じんたい)などが骨化して動作が不自由になる。治療法は確立されていない。外傷、転倒、外科手術が新たな骨の形成につながることがある。遺伝子異常が原因で、200万人に1人が発症するとされる。
--------------以上新聞記事から引用
母校ってこともあり気になったのでご紹介
さて、難病で苦しんでる人もこんなに頑張っているって話ではなく、彼は自分の出来ることで最善を尽くしてるってことが素晴らしいと思いました。
どうしても人間は人と比較して凹んだり落ち込んだりしてしまいますが、人にはそれぞれ自分にしかわからない悩みは抱えているものです。
人より能力がなく自分はダメだと思っている人も多いのではないでしょうか?
仕事の能力がなくても、町のゴミ拾いは出来るし、接する人に優しくは出来る。自分が出来ることって無数にあるのではないでしょうか?
そう!
自分の出来る範囲で最善を尽くせば世の中はもっともっと良くなる気はしますと自分にも言い聞かせる
まずは人に親切にから始めるかな。
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