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「子どもが心配 人として大事な三つの力」養老孟司

2023年09月05日 | 読書
火曜日は母のデイサービスの日。
お昼ご飯はテキトーにすませ、時間を有効に使います。
菜園以外にも色々とやる事やりたい事があるんでね。

とりあえず、読書記録


はい、子どもが心配です。🥹
大人社会の犠牲になってる子どもが多いし、影響されて大人になっていくからね。
だから、心配です。大人はしっかりしなくちゃ、大人なんだから。

養老孟司さんと四人の識者との対談

養老さん「脳化社会 意識中心の社会を作ると、そこから自然は排除される
子どもは本来「自然」に近い存在である (子どもを排除するな)

三つの力とは
「共感する力」「認知機能」「自分の頭で考える力」

大人にできることは、環境を用意すること。

⚪︎宮口幸治 児童精神科医
「ケーキが切れない子ども」を変える教育とは

犯罪を犯してしまった子の大きな原因の一つが「学校の勉強についていけなかった」
根っこに「学業で挫折した」ことがある 
システム化していく社会で置いてけぼりにされる

大人は子どもの話をちゃんと聞く、子どもに好かれる人になること
「教える」のではなく「とにかくさせてみる」 
口出ししない(見守る、困ったときにアドバイスしてあげる)
親は充電器

実は、子どもの多くは「みんなと同じがいい」と思っている 
基礎があってその上に多様性が乗っかっている

子どもは自分に向き合い(鏡に映る自分の姿を見て)、適切に(客観的に)自己評価できると
行動が変わる


⚪︎高橋孝雄(小児科医)
日常の幸せを子どもに与えよ

自分の五感からから入ってきたものを「情報化」せずに、誰かがすでに収集した情報を重宝する。
農業や漁業といった一次産業が蔑ろにされ、ますます情報「処理」に偏っている、ゆゆしき事態。

デジタル化以前に「情報とは何か」を考えるべき
育児において「ああすればこうなる」ということはない

子どもの声を傾聴して「違和感」にいち早くきづくこと「本音」を引き出すこと

少子化で問題なのは人口が減ることではなく、
子どもが可愛いという感覚が失われつつある、ということ。
社会全体が若い世代に「少子化のいま、子どもをつくって立派な大人に育てなさい」という
プレッシャーを、暗黙裏にかけている

「成熟した大人とは、共感する力のある人」
子どもたちの日常の幸せをまず考えてやらなければならない
親(大人)は自分の願望を子に託すな

早期教育(何かを早くできるようになること)と、
そうして習得したことが将来もっとできるようになること、は無関係
早い時期に肥料をたくさんやっても、米がたくさん穫れるというというものではない
一次産業や自然に接することが重要

相手(子ども)は自分とは違うルールで動いていると認めること


長くなったので今日はここまで、、、

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