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「グイン・サーガ 外伝3 幽霊船」 栗本薫

2015年07月22日 | 読書

曇り時々雨。
今日は真夏のギラギラの暑さから、ちょっと解放されそうです。

 

【16歳のイシュトバーンは、博打のいさかいからヴァラキア公弟オリー・トレヴァンの怒りを買い、旧知の《オルニウス》号船長カメロンのもとに逃げ込んだ。だが、《オルニウス》号は、いましも“幽霊船”の謎を追って出航しようとしていた! 半年前から原因不明のまま次々と船が消息を絶つ事件が発生。その事件の唯一の生存者が残した手掛かりが“幽霊船”だった……。】

ヴァラキアにいた頃の若きイシュトヴァーン。

若くて元気で大胆で。ヴァラキアにいた頃から一人で生きていくため、ものすごく生きるエネルギーにあふれた少年だったのですね。いつかどこかの王になるんだって、確信して…

カメロンの船に乗って幽霊船と怪物に遭遇。海で怪物クラーケンにやられた男たちのゾンビ。ホラー映画?(パイレーツオブ?)。ホラーって、苦手なんですけど。小説なんでとりあえず読めました。

まあ、この世のものでない別世界の話なんで怖くはないですが、クラーケンは想像するにものすごくグロテスクだと思います。小説でしか味わえない(見たくない)世界だね。それでもって、イシュトヴァーンは16才にして不死身の強さ。で、ちょっと早熟?かも

男の子ならドキドキの冒険活劇かな。若い女の子ならキャー、イシュト~ってなるのか?(やっぱ冷静に読んでしまうワタシ^^;)
化け物クラーケンをやっつけたニギディアは死んでしまったけど、カメロンは助かり、死者たち(ゾンビ)を水葬にして弔うことができてよかったね。 

イシュトヴァーンの過去を知ることができました。
けど、早くグインの正伝に戻りたい…^^; 

星4つ 

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