【目覚めると、世界は終わっていた-------
廃墟した世界、古びた研究室の片隅で、奇妙な人形が目を覚ました。
麻布を縫い合わせて作られた身体、腹部には大きなジッパー、背中には“9”の数字が。
自分が誰なのか、ここはどこなのか、彼にはわからない。
茫然とする彼の前に現れたのは背中に“2”と描かれたボロ人形だった。
2 は9に「自分たちは仲間だ」と語りかける。
だが突如現れた巨大な機械獣に襲われ、2は連れ去られてしまう。
気を失っていた9を助けたのは他のナンバーをつけた人形たちだった。
9は彼らに2を救出に行こうともちかけるが、慎重で保守的な1に阻止される。
気持ちを抑えきれない9は5を誘って機械獣たちの棲み家へと向かう――。
人類はなぜ滅びたのか?9体の人形は何のために作られたのか?
戦いの中で次第に明らかになってゆく謎。未だ見ぬ黙示録が今、幕を開ける――。】
若い9は「臆病者!」という言葉を何度も口にする。(これは危ない言葉だ・・)
だけど「臆病」と「慎重」とはちがう。
要らないことを考えすぎて、必要以上に怖がってやるべきことができない、ということはあるけれど、
何も考えようとせずに、分からず感情のまま突っ走るのは愚かで危険だ。
「勇気」とは感情のまま突っ走ることではない。どんな時にも理性は必要だ。
保守的に見えた1も、実はよく見てよく考えているから慎重にしていただけで、
やるべきときはやる立派な人(人形)だった。
そもそも人間が科学を過信しすぎた、文明を発達?させすぎたのが一番の原因。
機械(マシン)が意志をもつようになり暴走、反乱を起こした。(映画でよくある話だけど・・)
人間は滅び、この世からこころ(魂)がなくなった。
博士は暴走するマシンからこの世を救うため、人間の心(エネルギー)を人形に遺して・・・。
身を挺してこの世を救う人形たち・・・
ストーリーはけっこう重い?けど、人形たちがかわいかった
星4つ
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