大分、暖かくなってきましたが、朝晩まだ寒いです。明日は筑波大学へ初めての出張です。天気がいい日でありますようにっ。
以前から、バッハの息子たちの音楽を体系的に聴きたいと思っていたのですが、なかなか全集とかが出ないし、忙しくて書籍を紐解く暇も無く、知識もないまま今日まで来ています。CPEバッハの作品は結構、散発的に発売されているようですし、以前にもhyperionからカンタータも沢山出ていたように記憶しているのですが、その時はさほどに興味が無くあまり買っていなくて、今になって後悔しています。その他の息子たちのCDはbrilliant以外はほとんど持っていません。
先日、お店で「W.F.バッハ・鍵盤作品集 第1集」(NAXOS:8.557966)(フォルテピアノ:ロバート・ヒル)(2005年9月録音)を見つけて買ってみました。思わずニンマリです。第1集ということは、これから続けてドンドンと続巻が出そうな雰囲気なので、何集まで出るのか楽しみです。大バッハが息子たちの中で最も期待をかけていた長男のフリーデマンですが、当時は彼の音楽は世間にあまり受け入れられず、不遇な人生だったようです。収録曲は、①12のポロネーズ F.12、②鍵盤のためのソナタ二長調 F.3、③幻想曲イ長調 F.23の3曲です。なるべく先入観なしに、数回連続して聞いてみました。バッハの息子たちの曲には対位法など、父親の影響は殆ど見られないと言われていますが、インベンションや平均律の匂いが何となく感じられます。大バッハが長男フリーデマンの教育のために書かれた作品が基になり、インベンションや平均律クラヴィーア集が生まれたことから考えると、フリーデマンの曲がこれらの父親の曲に似ていたり、影響をうけていてもおかしくはないのかなぁと思います。ちょっと旋律が一部似ているようなところもありますし...。表紙の解説にもあるように、斬新なリズム、半音階的な和声進行等、現代音楽的なところもあり、あれっ、結構フリーデマンさんは意外と凄いなっと感じるところがあります。幻想曲イ長調 F.23は私のお気に入りです。結構、いけてる曲です。
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このフリーデマンのCD、聴いてみました。
なんとも不思議な音楽ですね。。。
当時の一般的な音楽様式からはややかけ離れているような気がします。
ポロネーズ第2番など、シューベルトを思わせます。
不遇の天才なのか、単なるトンデモくんなのか
素人の私には良くわかりませんが・・・。
でも最後の幻想曲は素敵ですね。