
最近、自転車に乗っていない。

たまにローラー台に乗ったので、正確には野外で自転車に乗っていない。


最後に乗ったのが、1月25日(日)の重田サイクルクラブの定例走行会。
そろそろ乗りたいと思っていたのだが、先週2月8日(土)の雪、そして14日(金)から大雪が群馬県を襲った。



ソチ五輪男子フィギュアで、羽生結弦選手の金メダルが決定して、興奮の真っ最中、家の電気が消えた。

午前4時頃、停電となった。


明るくなってから外を見ると、自分の今までの人生の中で経験したことのない風景が目の前に広がっていた。

我が家の積雪量は、高崎でも山沿いなので、80cmを越えた。

関東甲信地方では、気温が低いまま推移した内陸部を中心に大雪となり、14日から15日にかけての一番積もっていた時の雪の深さは、群馬県前橋市で”73センチ”。
明治29年の観測以来最高を記録。
従来の最高だった昭和20年の37cmのほぼ倍の観測となった。
15日午前2時過ぎには、雪のため群馬県内で20万件が停電した。


こんな天候の中、自転車に乗れるわけも無く、15日(土)、16日(日)と雪かき三昧だった。
全身の疲労は、200キロライドに近い状態になった。
筋肉痛になったことは「少しは筋トレになったのかも知れない」と思った。



渋滞を心配して、かなり早めに家を出た。

山沿いの自宅付近は、道幅は少し狭いが路面は乾いていた。

途中、日陰箇所には、午前6時前から砂撒きが行われていて、その日に溶けたようだ。

道路の脇は、まだまだ雪が多く、車が埋まっている状況だった。
カーポートや車庫が潰れている箇所も数件あって、被害の大きさを実感した。

順調に進んでいったが、高崎環状線との交差点手前では、渋滞になった。
普段の渋滞とは違って、進み具合が悪い。
やっと、高崎環状線の交差点「上豊岡町北」の左側を見ると渋滞。

左側だけだと思ったが、右側を見ると長い列の渋滞。
そのまま直進した。

国道406号線、国道18号線が国道17号線に合流する君が代橋まで来た。
君が代橋の上で渋滞。

横の国道18号線に沢山のトラックが停まっていた。
よく見ると運転手らしき方の足がハンドル位置に見える。

18日(火)昼過ぎにやっと除雪が進んで軽井沢へ進めるようになったという。

高崎市街地に入って渋滞を避けるために、市道に入ると雪道だった。
パークレーンというボーリング場前の市道。
除雪した形跡はない。
高崎市の市街地は冬のシーズンでもほとんど積雪がない地域。
想定外の大雪に対応が出来ないようだ。

途中から国道17号線に入った。
いつもなら2車線道路が、雪のため1車線になっていた。
反対車線の前橋方面へ向う車は動いていない。

市街地の道路は深い雪道。
こんなに雪が多い状態を見たことがない。

ビルの上から高崎市内を見渡した。
14日、15日と降った雪で、17日になっても一面の銀世界。

交差点も車の走行車線が1車線になって雪が太いセンターラインのようになっている。

高崎駅前通りも雪景色。
道路や歩道も雪によって普段の街中とは違う景色。
都市機能が麻痺して、機能していない。
災害に強い群馬県と言っていたが、まさか雪に弱いとは思わなかった。

東京方面も銀世界。

歩道は雪の山。
歩行者は、仕方なく車道を歩くしかない。
自転車も狭い車道を通行する訳だが、身の危険を感じてしまう。


今回の積雪量は観測史上最大。
想定外の雪の多さに、道路の雪が無くなるにはかなりの時間を必要とする。
除雪も生活道路が優先され、一番最後にサイクリングロードになるだろう。
冬になると”寒さ”や”強い風”の前に走るのを考えてしまったが「全く走れなくなってしまう」と、走れた時の有難さを感じてしまう。

早く暖かくなって雪が溶けて欲しいと、本当に願う日々を送っている。






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