相 絵一の偽画工坊

気まぐれ映画絵日記

奇妙な果実 Strange Fruit

2015年02月07日 | 音楽
  もう40年以上昔、晶文社から出た ビリー・ホリディ Billie Holiday の伝記の訳者は 大橋巨泉だったか。
 丘の上の木にぶらさがっている フルーツのようなもの 実は差別され殺された黒人が 
 首を吊らされて死んでるーーそんな歌詞。
 暗く低い声で 呪うようにも聴こえる。
 白い くちなしの花を髪飾りにした ビリー・ホリディの歌う ストレンジ フルーツ
 ちょっと 想像できない世界。1930~40、50年代のハーレム。
 (チャーリー・パーカー、クリント・イーストウッドが撮ったバードの時代)
 酒と煙草とドラックと汗のすえたような臭いの深夜のハーレム。
 ジャズを聴き始めてから ずっとこの臭いの感覚が残ってる。
 映画は ダイアナ・ロスが ビリー・ホリディを演じた ビリー・ホリデイ物語
 絵 : 蔵野 武

  * ロシアの オラ・シッチョレンコがいうー 踏みはずした道は 帰り道ではなかった。
  * 知らなければ 中東のイスラム教の国と間違ってしまいそうな イスラエルという国。

コメント
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