亜北斎「言わずと知れた ルイ・マル 60年前のフランス映画。
死刑台のエレベーター Elevator to the Gallows
緊張感たっぷりの マイルスのトランペット、言葉はいらん。
なんで この映画か。いま この地球が、世界が、人類が、
なんや 死刑台に向かうエレベーターに乗っとるような気がして。
わても、安穏と暮らしてるあんたもな。」
写楽斉「近いところでは、ミャンマー、ウイグル、ロシアーウクライナ。
香港、チベット、イスラムの脅威、アフリカ諸国、中東。
不安だらけ。その中で、スポーツの祭典、何が平和の祭典や。」
亜北斎「毒災 集金兵の 中国オリンピック。政治がらみが気になって、
もひとつ 素直に楽しめん。
数々の感動ドラマ、アスリートの超人的身体能力を、
観客なし(?)、マスク姿の関係者だけでは寂しすぎる。
才能、努力、思いはどこまで届いたんやろ。
それも もう終わってしもた。
どうにもならんこと 思てしもたな。」
写楽斉「ところで、映画のはなし。
ドライブ・マイ・カーの原作者、村上春樹の 納屋を焼く を
映画化した韓国映画 バーニング。
沈む夕陽をバックに突然流れる マイルスの
死刑台のエレベーターのメロディ。
ラストシ繋がる繋がる伏線やったんかと、見終わって思た。
亜北斎「スピルバーグの ウエスト・サイド・ストーリー
評判がすこぶるええんやけど。わては、多感な60年代に
初めて見た時の衝撃が忘れられん。日本の田舎では異次元やった。
今 あの時代を描いても実感がわかん。
サウンド・オブ・ミュージック65年、ロミオとジュリエット68年、
歳のせいや、あの時代を思い出してまう。もう出番やない。
写楽斉「ロシアの 脳が プチンと切れた。
ということで、コロナ。
ほな。」