相 絵一の偽画工坊

気まぐれ映画絵日記

祈り-Prayer

2015年03月08日 | ニュース
  日が重い。と 天然宗 錯覚寺の坊主 頭光院流水はいう。東北の地震から丸4年、神戸の地震から20年。
 忘れたいことは 忘れられず、忘れられないことは 時間が遠ざけてしまう。
 自分のことを優先すれば 出来ることは ほとんどない。

 絵より少し時間をかけて 木(気)を彫る。理不尽にも 予期せぬことで 突然 命を奪われた人達に
 只、拝み 祈ることしか出来なかった お坊さんの写真(2011年4月6日の朝日新聞)が頭から離れず、
 流された家の角材(と同じもの)で 仏像ではなく坊さんを。


 地震直後 賞をとった 般若心経で描いた 阿修羅像
 映画はドキュメンタリーが多く 現場を目にしてしまった人間には 見るのが辛い。
   (今日子と修一の場合) (救いたい) (遺体 明日への十日間)は後々残る。映画の力は大きい。
コメント
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