「 人の幸せの形は だいたい似たようなもんやけど
人の不幸の形は 想像の域を超えて さまざまやー
というようなトルストイの名言に似たような言葉を
誰かの小説で読んだ気がする。
まあ 涙のわけは いろいろで うれし涙や 何やらの感動の涙は
自分でふけばええけどな 辛い涙、悔し涙、屈辱の涙は
自分でふいてもおさまらん。
涙を受けとめてくれる人がおれば― 生きてもおられる。
この連休に 世の理不尽に耐えて 耐えきれず泣いとる奴がおる。」
「辛い と 幸せが 似たような字でかなわんな。
よう泣いた 泣かされたレコードがある。
フィルウッズの若かりし頃と本田竹廣の浄土。」