「巷ではもう何年も前から 癒される―とかで TV,雑誌,SNSで
猫 ねこ ネコ。街には 猫カフェなるものも。
ずっと昔 ごく普通の生活の中の 縁側にただ ひなたぼっこをしてる
猫の姿が 売り物になってしもた。何気ない日常が商品になってしもた。
せちがらい 息苦しい世の中なんかな。
猫も杓子も 猫 ネコ ねこに踊らされて 招き猫はもう ありがたない。」
「こんな話どうや。
猫も杓子も 猫に鈴つけて 黒猫のタンゴを聴いて
猫に小判では見向きもされず 猫にカツブシで 気惹いて
猫の手を借りるほどではない狭い 猫のひたいほどの庭で
猫を被った泥棒猫 ふんじゃった。」
「さよか。おもろないな。これはどや。
がんばる という言葉は 使いようによっては むずかしいんでな
ふんばる猫ちゅうのを描いてみた。
フンバルト・カッツェ
Tシャツとトートバッグを作ってみた。
あとは ジャズ猫や。
ジミー・スミスのそのまま キャット
マル・ウォルドロンの キャット・ウォーク
ガトー・バルビエリ(猫のことスペイン語でガトー)
アンダーファイア 昔 ジャズ喫茶でよう聴いた。
マーロン・ブランドと マリア・シュナイダーの ラストタンゴ イン パリ
音楽がよかった。新宿に キャット というジャズバー
八王子に はり猫 という昔ながらのジャズ喫茶
そんなところで どうですやろ。」