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ジョリビーのマーケ

2010-08-22 | weblog

ジョリビー - Wikipedia

ジョリビー(Jollibee)はフィリピンのファーストフードチェーン店。フィリピン華僑のトニー・タンが率いるジョリビー・フード・コーポレーションによる運営である。現在、フィリピンの他にアメリカ、香港、ベトナム、インドネシア、ブルネイに進出している。創業は1975年で、元々はアイスクリーム店だった。2006年3月現在、フィリピンに1287店舗、フィリピン以外の諸外国に161店舗を構える。

ジョリビー・フード・コーポレーションは、ジョリビーのほか、ピザファーストフードのGreenwich、チャイニーズファーストフードのChowking、フィリピンでのDelifranceフランチャイズを運営しており、ジョリビーとそれらの店舗が併設されていることも多い。

特徴

世界に進出しているマクドナルドがフィリピンでシェア第一位になれない原因はジョリビーがあるからだと言われている。

ジョリビーがマクドナルドを超える人気の理由は、地元の食文化に根ざしたメニュー展開にある。フィリピン人好みの甘い味付けや、彼らの主食であるご飯を添えたセットミール、主食以外にもスパゲッティとコーラのセットといったメリエンダ(おやつ、軽食)用のメニューも充実している。

メニュー

メニューはハンバーガーとフライドチキンがメインで、それ以外にライスやスパゲッティなどを扱っている。ジョリビーではバナナで作られた「バナナケチャップ」を使用しているため、やや甘めの味付けである。フライドチキンについてくるソースはグレイビーソースである。

ハンバーガー、フライドチキンといった西洋食以外に、フィリピンの伝統的な食べ物であるパラボックやバッチョイ(セブ伝統料理で日本のラーメンのようなもの)も販売している。

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なんたってフィリピンを代表するモンスター企業ジョリビー。ズーとフィリピン系ブログを拝読しているけど、ジョリビーに噛みついた記事を読んだのは1回だけだった。「ジョリビーは嫌いだ。あんなものを食べるヤツの気がしれない」、まったく同意見だが、悲しいかな渡比すればジョリビーへ行く。

独身時代ならまだしもフィリピン人妻がいると現地滞在中、ジョリビーを避けることが出来ない。

ファーストフードの食事なんて体にいいワケないのになぁーと思いつつ。

ジョリビーはフィリピン人のファーストフードの概念を超えた文化だから。

例えばフィリピンパブ全盛の頃、タレントが大金を稼いで凱旋帰国すると家族、親戚20~30人を呼び、ジョリビーで食事を振舞う。それがステイタスで、アジアNo.1の見栄張り人種は満足する。

フィリピンの片田舎で暮らす妻の家族だって、月に一度は仕送りしたお金でトライシクル(サイドカー付オートバイ)に乗り、片道2時間掛けてショッピングモールへ行き、ジョリビーでメシを食う。

何故、ジョリビーだけがフィリピン人のライフスタイルまで決定させるのか。

それは家族、特に子供を大切にするフィリピン人の国民性を巧みに利用したマーケティングにあるといわれる。世界のマクド(関西人とフィリピン人はそう呼ぶ)が太刀打ちできない理由でもあるだろ。

日本マクド(関西人とフィリピン人はそう呼ぶ)原田さんのマーケとは根本的に発想が違うようだ。

ジョリビーの子供を利用したマーケの怖さってのは妻の実家で過ごしたときに実感した。TVでジョリビーのCMが流れると母親は一番下の子供(当時2歳)にCMソングの「ジョリビ~、ジョリビ~♪」を歌って聞かせ、なにかにつけ歌う。物心つく前の子供の心にジョリビーを刷り込ませるのである。

冒頭ロゴをクリックすればジョリビーのHPに飛び、KIDSをクリックすればジョリビーゲームで遊べる。

つまりはフィリピン人は生まれた時からジョリビーのマーケでコントロールされている。

もう一度言うがファーストフードの食事なんて体にいいワケない。

つまりはジョリビーの体に悪い食事がベースになったのがフィリピン人のライフスタイル。

奥さん、末怖ろしや。ではでは。