松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

第7次・70才・オートバイひとり旅・アラビア半島 3月7日 オマーン・首都マスカットについた  

2014年03月08日 | 赤道直下と陸路国境148か所

オマーンの首都マスカットへの標識

2014年3月7日金曜   くもり・・ぽつぽつと・・雨・すぐに晴れに21℃  25℃
どこの街かわからない町で泊まった・・きょうはオマーンの首都・マスカットに向かう。朝・・
オマーンの安ホテルを検索して・・ホテルの予約をすませよう、としたクレジットカードを読
み切れず・・予約できなかった。


泊まっていたサッカーユニバースの選手たち

まぁいいや・・現地で探してみよう。8時には出たいと考えていたが9時・・10分前になった。
ホテルに泊っている「ユニバース」フットボール(サッカー)の選手たち・・高校生だろうか。
いっしょに写真をとって出発。

首都マスカットまで約200キロ、3時間を見ている到着は12時ぐらいだろう。100キロ
イーブンで走る・・・普通は110~120キロで走っているが荷物が重いので抑えている。
まわりの車は120~140キロで競争するように走っている。スピード標識は120キロの
表示。

<ドバイを征するものは世界を制す>
ドバイに比べて走りやすい・・ドバイはほとんど立体交差になっていて一本間違うともう・・
元の道に戻れない。ロータリーとかUターンする道がないのである。リラックスして走れるの
は1年以上かかりそう・・


朝方ぽつぽつと雨が降ってきた・・すぐに晴れわたった。

むずかしい道路だった。今まで世界の首都ロンドン・パリ・ニューヨーク・モスクワ・メキシコ
など走ってきたがイラン・テヘランにつぐ一番走りにくいドバイになった「ドバイの道を征する
ものは世界を制する」そんな感じ。

一本道の整備された2車線・道路。途中結構、道路拡張工事が進んでいた。地元の車がどんどん
130・140キロぐらいで吹っ飛ばして走っていく。意外と早くついたな・・11時前だ。
オマーンの首都マスカット・・に近づいた。


スタンドで地元の人が話しかけてきた・・「ホテル街まで連れて行って」・・

もうすぐ200キロ・・定期の給油。スタンドで地元の人がオートバイに近付いて「写真OK」
か、人柄のよさそうな子供といっしょ・・「どこから来た」・・話が進む。これ幸いと「ソーリ」
「マイ・デスカウントホテル」を探している。


オマーンの首都・マスカット市内に入る

ホテルのある場所まで引っ張って・・」と頼むと快よく「OK」の返事。彼のあとをついてゆく。
途中止まったところで彼の「ブラザー」の運転する車が後ろに来た。彼はこれからフレンドにあう
ので弟にホテルを探してもらうとのこと。

「ソーリ・ビックホテル」「ノー」「スモール・スモール・デスカウントホテル」とお願いした。
結構走ってホテルについた・・ワンナイト120・65$・・6500円ドバイに比べれば、まぁ
しょうがない料金だろう・せっかく連れてきてもらったのだ。とりあえず5泊予約した。


地元の人にひっぱてもらいホテルについた・・自分で探すのは苦労するので助かった。
まだホテルの名前は読めない・・・

「おかげで助かりました、ありがとうございました」。彼たち兄弟は「オートバイ・車」販売店とか
言ってたなー、あした迎えに来るといってたが・・12時になっている。

海岸特有のカラッとした明るさは南米や南アフリカに似ているのかな・・雰囲気はパキスタン、ネ
パールだ。部屋に荷物を入れてさっそく洗たくだ。ジーパン、などしばらく洗ってなかった上着も
いっせいに手洗いする。洗濯を終えてすっきりした・・。

今晩の晩飯の買い出し・・すぐ前がマーケットで助かった。トマト、キュウリなど2,3日分の買
い出し・・ステーキも買った。値段はいくらか安いかなー。ビールの買い置きも残り少なくなって
きた。


ホテル前近くにあったスーパーで食料を買いだした

さっき引っ張ってきてくれたブラザーにアルコールショップ店を聞くと近くにあると・・教えてく
れた。その雰囲気からするとドバイに比べてオープンなのかもと推測できる、楽しみだ。

きょうはフライデーイスラムは日本の日曜日。あした土曜も休みの会社が多とか・・。オマーンに
入って・・明るくて、こんな国とは思っていなかった。実際のところ・・へー「こんなきれいな国
だったのか」と自分のイメージとはずいぶん違う・・と感じている。
やっぱり来てよかった。(メーター42658)


走っているとき・・このビニールケースに入れた「アドレス」や「地名」を書いてとなりの人に見せて道を聴く・・


ドバイで買った・・バリカンで刈り取り自分でトコヤをやった・・短くすると気持ちがいい

第7次・70才・オートバイひとり旅・アラビア半島 3月6日 ドバイからオマーン本土へ  

2014年03月08日 | 赤道直下と陸路国境148か所

ドバイからオマーン本土に向かって走る・・ドバイのホテル前で地元の人に重いトランクを載せて
もらい出発・・したつもりが・・。

3月6日木曜  はれ 21℃  25℃  21℃
8時20分ホテルを出発・・きょうはオマーン本土まで走る・・きのうグーグルマップで
確かめた・・D88~D85~・・しかし5分もしないうちにわからくなった・・せっか
く85を見つけたのに・・手前から左に入ってしまった・・・走りに走って、ジャスト
1時間・・なんとスタート地点に舞い戻ってしまった。

オー出てきた・・「フジャーラ」の標識

さ振り出しに戻った・・ー今度は大丈夫・・予定どうり走っている。また流れに乗って走
っていたらアリャー・・本線から外れた―。もう元には戻れない・・・止めて聞いて・・
走って停まって聴いて聞きまくるがどこをどう走っているか・・まったくわからない。

もういいや・・きょう中にはオマーンにはつかないかも知れない。目的地まできのう調べ
たら223キロ3時間と出ていた。サルージャーに向かって走っている・・まぁ・・この
辺からでも行けるだろう・・6人目か7人目の人に聞いた。

オレについてこい、途中からはまっすぐに走ればいい。途中クラクションを鳴らして・・
「ありがとうございました」。もう信じるしかない・・走りに走った。国境に近いフジャ
ーラについた・・給油しながらオマーン国境へ道を聞く。

オマーン・の標識がでてきた・・

途中の町では果物、じゅうたん、などおみやげやの店が並んでいた・・その先には岩山が
でーんを居座っている

Uターンして右に走れ・・ありがとう。うん・うん・・国境だな・・道の真ん中に建物が
建っている・写真をとる、たしかに国境だった。

UAEアラブ首長国連邦の出国はスタンプだけで「OK」スタンプを押すのさえ面倒みた
いなしぐさ・・。さー今度はオマーン入国・・前回飛び地で入国をすませているので気は
楽だ。


出てきた・・国境・アラブ首長国連邦建物だ・・

地元の車のうしろについて並んでいたが、あっちの方へまわって手続きを。トラックとか
貨物の手続きは別の場所だった。年寄りの人・・中年・・窓口にいた。おそらくささいな
ことだろうと思うけど納得いがいかないようだ。

最後のオマーンの入国検査・・手続きを終えて・・無事入国

ここはオマーンの国境を振り返ってみたところ


きょうは首都・マスカットまでは無理だ・・ホテルのあるところまで・・走ってみよう

二人は延々とみんなに聞こえる声でさっきからあれこれ言い争っている。こっちは急いで
いるのだ・・話はあとにして仕事を早くかたずけてくれーの気持ちだ。二人のやり取りを
聞きながらトラックの運ちゃんたちも苦笑いして待っていた。

入国「ビザ代35ディハム1000円は前回飛び地と同じ・・支払いはクレジットカード
だった。13時30分オマーンに入った。


「入国申請書」「わかりません・すみません・よろしくお願いします」問題なかった。

海岸に出た青い海・今までの道路とは違ってすがすがしい気持ちになってきた・・アーい
いな、気持ちまでリラックスしてくる。給油しながらホテルを聞くと27キロ先にあると
・・。

30キロ過ぎて本線に入ろうとする車がある隣に寄せて「ソーリ・・ホテル」は・・「あの
・・」説明しようとした」が「あんた連れて行ったよ」日本語で言ったら「首をななめにふっ
て」「カモン」と青年は走りだした。

結構走って静かなホテルについた。これじゃホテルのある所を説明しているより「引っ張っ
た方」が早いわ。ひとりではたどり着けない場所だった。やさしい青年だった・出かけよう
としていたのに、すみませんでしたね・サンキュウ。

なにをつくっているのだろうか「ヤシの木」でグランドの広さぐらいに仕切られた畑が続い
た。あーきょうは走りぱなっしだったのでホテルについてホッとした、15時半。ありがとう。

「ワンナイト・ハウマッチ」「15」・・ドバイのお金を出そうすると・・ちょっと待って
「150ディハム・4500円」とUAEのお金でも大丈夫だった。アー一泊、4500円
ドバイに比べると天国にきたみたいに感じる。

フロントの人は日本語を勉強している若いスタッフ。あなたの部屋は「ニイニイイチ・221」
と日本語で話した。オートバイに近付いてきた人はパキスタン、インドの人がホテルのレスト
ランで働いているひとだった。

シャワーを浴びて・・チキンを注文した。ドバイを出て道に迷ってたどりつけないかもと・・
一時どうなるのか・・と心配だったがどうにかオマーンに入ることができた。気持ちもなんと
はなしに晴ればれとしてきた。

身体の調子もかわりなし・・連続8時間走ってきたが・・そんなには疲れを感じない・・クスリ
(ビール)のお陰だろう。。これまでは連続12時間~14時間とかコーラだけで走ってきたこ
ともある。

少しはそれに近い状態になりつつあるのかな・・。しかしきょうは220キロのところをまわり
に回って400キロぐらい走ったろうか7時間かかった。でもたどりついてほんとによかった。
短い時間だが冷蔵庫に入れたビールのうまいこと。

ホテルについて・・ニワトリ半分700円を注文・・うまかった。キュウリ、トマト、玉ねぎは
常備2,3日分買い置きしている。