5月6日月曜 はれ12℃ はれ23℃ はれ34℃
毛布がないと寒いぐらいだった今朝 5時半に起きてオートバイを地下駐車場から道路まで出しておこう。うしろから
押すのを手伝ってくれとフロントのお兄ちゃんに頼む・・お客さんもチェックアウト2人連れ同じ駐車場へ。
すみませんうしろから押すのを手伝ってくれませんか・・お願いした。真ん中に階段のある急な坂道・・ローギアで一気
に駆け上がろう。真ん中辺でスリップ・転倒しそうになった。
3人手伝ってくれたので転ばなくてすんだ・・ローギアで登ろうとするがスリップしてダメだ・・オートバイから降りて
どうにか登りきった。スタッフ一人じゃ無理だったろう・・お客さん二人がいなかったら転倒してどうなったかわからな
い・・アー助かりました・・ホッとする。
きょうもいいタイミングでオートバイを表に出すことが出来た。オートバイの温度12℃こんなに低いんだ。長そでシャ
ツの上にジャンバーを着て走ろう、7時に出発。給油はホテル前のスタンドで。アラビアでは「ぺトーロール」だったが
「ベンジン」になった。
列をなしている・・そのうしろに並んでいたら「ここはダメ」給油出来ないらしい・・どうしてなのか・・わからない、
ドライバーが「次のスタンドへ」へ行けと・・。
どこにいたのか・・スタンドを出ようとしたらパトカーが前にいる「パトカーのうしろについてこい」とありがたい。2,
3キロ走ったスタンドに来た、出口から入って先頭で給油・・おまわりさんが指示してくれている。並んでいる先頭の人
に頭を下げる。
スタンドがどこにあるのかわからなかったので、ほんとうにありがたかった。どこの警察も権限があるんだなー。すみま
せんわたしは「シラズ」に行くんです。
パトカーは「OK」「うしろについてこい」ありがたい。郊外まで相当な距離を走ったところで脇に停めて・・「この道
をまっすぐだ」イヤーすみませんでした、ありがとうございました。親切なおまわりさんだった。お礼の代わりにクラク
ションをならした。
きょうは「シラズ」までと決めている。早くついてネット・・イランについたこと知らせよう。約400キロ・遅くとも
2時頃にはつくだろう。
なんともさわやかな天気・・朝走っている時12℃から10℃下がり肌寒い・・オマーンと比べると朝でも20℃違うのだ
・・思わず笑ってしまう。
まわりには高原が続いて行く・・スピードは上げられない気持ち。「はーるばるきたぜ・・いらんへー」北島さんの歌が出
てきた。8時半狭いけど景色のいいパーキングでんこったハムとチャパティ・・水で朝めし。クラクションを鳴らしてトラ
ックやマイカーが走り去る。
険しい岩山など抜けて二度目か三度目の高原を越える。緑の木が・・自生の木なのか植えている木なのか・・・よく見ると
等間隔的になっているのは。栽培しているのだ。一面緑の広場が開けてきた・・山の中腹からふもとまで続いている。直売
所があった。
緑の木にはイチジクがなっている。これを乾燥したものを売っているのだ。もう一つの木の実はここにはないような話だっ
た。この辺だけだろうと思って走ってきたがなんのなんの・・50キロ以上も続いて平坦になった「エスタバン」町。
選別所みたいなみたいな建物があっちこっち建てられている。両サイドんの山の中腹からふもとまで緑で覆われて気持ちの
いい町。安い宿があったら泊ってもいい雰囲気の場所。
白いものが見えてきた。きのうも途中出てきた海じゃないだろう・・湖の塩湖だ。ピンクがかった湖もでてきたり・・白い
この湖も延々と峠を越しても続いていた。
シラズまで40キロ残してはじめて食堂に入ってみた。カリーを注文・・ライスは半分・レモンと玉ねぎがのってきた。タ
マネギはどうして食べるのか・・そのままかじっていたら、となりの人は割ってはがして食べていた。
生でここら辺の人は食べるんだ・・わたしは毎日くっているからなんともないが。ついた「シラズ」・・なにも「知らず」
に走ってきたがいつも間にやら「シラズ」についた、などと自分で歌いながらシラズの街に入った。
バイクの兄ちゃんもなにも「シラズ」についてきた・・。脇に停めて「ソーり・・ホテル」・・「ホテル?」イランに入っ
てから英語はほとんど通じない。「そう・・ホテル」「オレのあとをついてこい」走りだした。
10キロ以上走ってもホテルらしいものはない・・いきなりビルの中心じゃなくて緑の木が続くところから走り始めた・・
シラズのセントラルと思われるところについた。裏手に回って走っている・・ホテルのあるところわかってないなー・・。
白バイが来たので止めようと「ピピー」と鳴らした。白バイは通り過ぎてしまった・・しかしバイクの兄ちゃんが止まった
・・歩いている人に聞いているようだ。
長いバックを肩から垂らしてこれから仕事に向かう人だろう。お兄ちゃんのバイクにまたがって指図している・・・狭い裏
手の道を走ってゆく。ホテルについた・・フロントに行く・・ダメらしい。
バイクの兄ちゃんは拾った兄ちゃんを乗せて次のホテルへ。80$8500円高すぎる。3軒目・・もダメ。づ――とつい
て走ってきたがすぐにはUターンできないわたしのオートバイ・・時間がかかる。4軒目もダメ・・
二人で行って来るからここで待っていて・・ホテルの前で待つ。戻ってきた・・「次のホテルOK」ホテルが並んでる地区
に来た。最初からここに来ればよかったのになー。
角のホテルは「シラズ・パーション・ホテル Shiraz parsion hotel」ippaku60$税込6400円。ネット・・OK,1時間
1$・100円。部屋でもできると話す・・アラブではネット代、「ただ」無料だったのに。
バイクの兄ちゃんがうしろに途中から乗せてきてきた人は「テレビ局のニュースキャスター」きょうも夜8時から出演すると
話す。
iPパッドで自分の出ているちゃんと背広を着て出演している時のテレビキャスターの番組を見せてくれた・・ええー仕事に向
かう途中だったにもかかわらず・・1時間もついやして探してくれてありがとうございました。
日本にはテレビキャスターで考えられない行動をする・・こんな人はいないだろう。バイクの兄ちゃんはおれについて来たば
っかりに2時間もつぶしてしまいすみませんでした。
出口を出るときもわたしを先に出して奥ゆかしさ、謙虚さも持ち合わせている。彼にはベンジン代としてお金をとってと・・
広げたお札から自分で少額のお札を「ありがとう」みたいなしぐさで・上にあげた。
4時を過ぎている・・二日分の洗たくをすませ・・シャワーを浴びていっきにブログを更新しようといきがったが・・ビール
が入って疲れが出てきた・・きょうはもうこれでおしまい出来なかったら、あと一泊しよう。
シラズに入ってホテル探しを手伝ってもらったバイクの好青年・・きょう7日もオートバイの写真撮りに友達と来てくれた。
テレビのニュースキャスター、アミホセンさん・・考えられない行動ができる人におどろいた。
2時間ホテル探しをしてくれた二人・・昔からの友達みたいな感じを受けた。ありがとうございました。