鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

野付の鷲事情

2025年02月19日 | 北海道_道東

 何年か前の冬に来たときは,オオワシやオジロワシが無数にいたので,そういう光景も楽しみにしていたのだが,今回は,かなり少なかった。野付半島には,両手・両足の指で足りるほどの数しかいなかったかもしれない。

 こちらは,道路脇にいたオジロワシ。

 道路脇,といっても,野付半島は細長い砂州の真ん中に道路があるので,道路脇=海辺,となる。

 あ,飛んだ。

 オジロワシたちは,道路脇や氷上にいるのを観察できた。

 野付半島にワシたちが集まるのは,氷に穴を開けて魚を獲る『氷下待網漁』(こおりしたまちあみりょう)で,捨てられて,放置された雑魚が目当てだったようだが,私が行った時点で,この漁は行われていなかったようだ。

 こちらは,道路脇の電柱にいたオオワシ。
 ほとんど真上だったので,後ずさって,離れてから撮影。



 飛んだ。

 雪が降っていて,白い斑点のように見える。

 こちらは,氷上にいた個体。

 半島の先端近くには,5羽,固まっていた。

 氷下待網漁が行われていなかった事情については,詳しく聞かなかった。

 温暖化の影響で氷の面積が減ったり,担い手の高齢化が進んだりしたせいだったら,・・・,と少し心配。

 鳥見をしていて,よく思うことだが,『自然』と『人間の営み』は,別物だったり,相対するものではなくって,密接に関係している。

(2025/02/03  オオワシ,オジロワシ)