何年か前の冬に来たときは,オオワシやオジロワシが無数にいたので,そういう光景も楽しみにしていたのだが,今回は,かなり少なかった。野付半島には,両手・両足の指で足りるほどの数しかいなかったかもしれない。
こちらは,道路脇にいたオジロワシ。
道路脇,といっても,野付半島は細長い砂州の真ん中に道路があるので,道路脇=海辺,となる。
あ,飛んだ。
オジロワシたちは,道路脇や氷上にいるのを観察できた。
野付半島にワシたちが集まるのは,氷に穴を開けて魚を獲る『氷下待網漁』(こおりしたまちあみりょう)で,捨てられて,放置された雑魚が目当てだったようだが,私が行った時点で,この漁は行われていなかったようだ。
こちらは,道路脇の電柱にいたオオワシ。
ほとんど真上だったので,後ずさって,離れてから撮影。
飛んだ。
雪が降っていて,白い斑点のように見える。
こちらは,氷上にいた個体。
半島の先端近くには,5羽,固まっていた。
氷下待網漁が行われていなかった事情については,詳しく聞かなかった。
温暖化の影響で氷の面積が減ったり,担い手の高齢化が進んだりしたせいだったら,・・・,と少し心配。
鳥見をしていて,よく思うことだが,『自然』と『人間の営み』は,別物だったり,相対するものではなくって,密接に関係している。
(2025/02/03 オオワシ,オジロワシ)