鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

氷色のカモ

2025年02月14日 | 北海道_道東
 冬,本州に来たときは珍鳥扱いされることもあるが,北海道のいる所に行けば,普通にたくさんいる。
 
 
 道北のことはよくわからないが,道東方面では,知床半島や網走方面よりも,やや南側の野付半島から根室半島にかけての方が多くいるように思う。

 
 このときは,野付半島先端付近の,浜からほど近い海面に,小群に分かれて,数十羽がいた。

 
 オスは,その白い体色と長い尾が,とてもチャーミング。

 
 この長い尾を,空中にピンと立てている姿は,超カッコいい。



 近くにいる女子も惚れぼれ。



 尾を立てるのは,メスが近くにいるときのようだった。
 
 
 女子の前でイキがるのは,人間男子と同じか。
 
 
 尾にも表情があるのが面白い。

 
 尾をぺたっと水面に寝かせたりもする。

 
 潜るときには,尾が最後に残る。

 
 なごりの尾。

 これが好き。

 
 この『なごりの尾』は,写真で切り取ると,じっくり味わうことができる。

 
 メスは,茶色の丹前を着た,雪国の女の子のよう。

 
 この子のほっぺは黒いけれど,雪国の女の子の赤いほっぺのイメージに重なる。
 
 こちらの子は,茶色味が少なく,全体にモノトーン。

 
 大人になりかけの少女なのかな。
 
 群れの中には,少年の姿もあった。

 
 若い子が混ざっている,ということは,増えてきている,という認識で良いのかな。
 
 このカモたちは,水面に立ち上がるポーズも得意のようだった。
 


 ほかのカモでは,羽ばたきするとき以外は,あまり見られないポーズ。
 
 女子も。
 


 かなり長い時間,この姿勢を保っていた。
 
 こちらは,さっきの少女。
 
 
 素朴なめんこさ爆発。きぼこ(こけし)ポーズとでも呼ぼうか。
 
 オスは,飛んで,近くの海面に着水することを繰り返していた。

 
 
 求愛行動のひとつなのかどうかわからないが,とっても元気で,頼もしくは見えた。

 
 
 これまでは,漁港内で観察することが多かったが,広々した海で見るコオリガモは,また格別だった。
 
(2025/02/01  コオリガモ)