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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

シマアジ識別は楽しい!

2024年10月16日 | 宮城県_仙台市(大沼)
 今回記事にするのは,鳥の方のシマアジ。
 魚ではなく,小型のカモだ。
 
 コガモの群れに混ざっていることが多いカモだが,今の時期は,コガモも,シマアジも,婚姻色になっていないので,漠然と眺めているだけでは,いるのに気付かないことも多い。
 
 前回(9/29)来たときも,案の定,全然気づいていなかった。ただ,偶然,ツルシギを撮った写真に写り込んでいたので,今回,現場に確認に来た。(前回の写真
 
 
 この沼は,蕪栗沼や伊豆沼よりずっと小さく,コガモの数も,蕪栗沼ほど多くないので,私のようにボーっとした人間でも,探しやすい。
 
 まずは,目の上の眉線が淡いカモを探し,即,それらしい候補を発見。
 
 
 次に,カモの重要な識別ポイントである翼鏡を観察する。
 
 コガモは,体の側面に,鮮やかな緑色の翼鏡が見えることが多いが,この子は,見えない。
 
 
 
 
 コガモも,光の関係で,顔がシマアジっぽく見えることがあるが,体側面に緑の翼鏡が見えたら,シマアジではなく,コガモ。
 
 
 これも,コガモ。
 
 
 光の関係で,写真では,黒っぽく見えるが,緑色の翼鏡が見えている。
 
 候補としてピックアップした個体の方は,羽繕いをしたとき,緑色ではない翼鏡が見えた。
 
 
 
 また,手前にいるコガモと比較すると,明らかに大きい。
 
 
 日本のカモ識別図鑑(誠文堂新光社)によると,コガモの全長が34㎝〜38㎝であるのに対し,シマアジの全長は37㎝〜41㎝。
 
 大きいコガモと小さいシマアジは,ほぼ同大,ということになるが,大きさも,識別の手がかりになる。
 
 そして,この翌週の10月12日も,2羽確認。
 
 
 渡り途中の通過個体と思っていたが,意外に長逗留してくれている。
 
 
 オス・メスは,よくわからない。
 
 なお,小さいカモは,もう一種,トモエガモもいるが,トモエガモは,くちばし付け根の両側に,白い丸い斑がある。
 
 これからの出会いが,また,楽しみ。
 
(2024/10/05 シマアジ)
 
 
 
 
 


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