トビは,唱歌『とんび』に象徴されるような牧歌的イメージもあるが,基本,スカベンジャー(腐肉食)なので,ほとんどの人は,良いイメージを持っていないと思う。
ビニール袋に入れた昼食などを,トビにさらわれ,『食べ物の恨み』が焼き付いている人も多いかもしれない。
見かけも,全体的に焦茶一色で,薄汚れた鳥,というイメージが強いのではないか。
そんなトビだが,幼鳥時代は,薄汚れた感じはほとんどない。
この写真のときは,トビの幼鳥に,道路を塞(ふさ)がれ,通せんぼされた。
なかなかどいてくれなかった。
拾ったか,獲ったか不明だが,大切な朝ご飯から離れがたかったようだ。
なんか,子どもっぽい執着で,可愛い。
見たとおり,幼鳥のうちは,羽が新鮮で美しい。
羽縁が白いので,全身に白い斑があるように見える。
別個体だが,幼鳥は,飛翔する姿も美しい。
羽の1枚1枚がシャキッとして,翼の両側にある白い斑も,美しく見える。
おとなになっても美しい個体はあるが,子どものときは,ほぼ100%の個体が美しい。
人間も,子どもは100%可愛いのに,おとなになるにしたがって,そうでもなくなる。
それと似ているかな。
あぁ,また,余計なことを書いてしまった。
(2024/09/24 トビ)
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